2010年5月24日月曜日

ゲーム(将棋)のコミュニケーション

こんにちは、運営委員の花田です。

先日、今期の将棋名人戦が終わりました。
4連勝のストレート勝ちでで羽生が防衛し、かつて羽生の7冠を切り崩した三浦も今回は力を出せずに終わってしまいました。・・・どうせなら7局フルセット見たかった・・・

将棋のタイトル戦は1日~2日間かけて行われ、対局中に棋士が言葉を交わすことはありませんが、解説を聞いていると内面では様々なやり取りとりがされているようです。

特に米永邦雄(現将棋連盟会長)の解説は、指し手の一手一手を言葉にして表現してくれるので、対局中の棋士の内面が垣間見えてとても面白いです。
「この手は『さあ、かかってきなさい』といった手ですね」とか、『そんなことは百も承知です。私は私の道を行きますよ。』『今日はゆっくりやりますか』『この野郎、そんな手は許せん』といった具合です。
こうした指し手の意味は、棋力によっても変わってくるし、それまでの対局経緯によっても違ってくるようです。
将棋が分からない人でもきっと楽しめると思うので、一度ご覧下さい。

将棋といった限られた指し手の中でもこのようにコミュニケーションが成立してしまうのですから、私たちの日常の一手一手(仕草や表情)により、言葉を交わさなくてもコミュニケーションが交わされるのは当然なんでしょうね。

2010年5月17日月曜日

相談者の思い

こんにちは。運営委員の鈴木修司です。

先日、受けた相談です。

この相談は、以前、私の事務所に事件をお願いした方からの紹介でした。
聞けば、悩みをずっと抱えていたが、どこに相談して良いか分からず、また、何を聞かれ、どのような先生かも分からないので、専門家へ相談することに長い間躊躇していた、とのことでした。

今回は、知り合いの方からの紹介でしたので、「相談しよう」という気持ちになれた、と仰っていました。

日常業務として、このように相談すること自体に躊躇していた方からの相談や依頼者の紹介により新たな相談が寄せられることは少なくありませんが、「相談すること」自体にとても勇気がいたと淡々と語っていたので、印象に残りました。

私達が理解している以上に相談する側は、分からないことや初めてのことに対して不安になっています。

そう考えますと、「ふらっと」を多くの方に知ってもらうということは非常に重要ですね。

相談することや話し合うことに躊躇していた相談者の思いに焦点を当ててみると、日々の相談も異なる視点で観ることができます。

相談者の相談したい、話し合いたい、という思いは、とても繊細でかつ私達が相談するうえでとても大事にしなければならないことだと、改めて実感した次第です。

2010年5月10日月曜日

子どもっぽい大人は得をする?

こんにちは、鈴木です^^
最近、ホームページを見ていましたら、このような記事がありました。

記事の内容を要約しますと、

相手の心を開かせるためには、まずは、自分の心を開くことが大切だというのです。
自分の心を閉じていては、相手も警戒心を解いてはくれないというわけです。

なので、もし、自分に対してなかなか心を開いてくれない人がいるとしたら、
その原因は、もしかしたら自分自身にもあるのかもしれないそうです。

また、記事の中に、例えとして、小さな子供をあげています。

小さな子供というのは、無邪気なので、他人を疑う心を持っていません。
なので、オープンな気持ちで、誰にでも接します。
すると、そういう子供に話しかけられた相手も、また心を開いてくれる・・・。

つまり、小さな子供のような純真な心を持ち続けることが、
人間関係において、非常に重要ではないかと言いたいのだと思います。

タイトルだけを読むと、子供っぽいことがいいことなんだと、
やや勘違いしてしまう可能性もありますが、
この記事の子供っぽいの意味は、子供のような純真な気持ちを忘れずに、
人と接するという意味なのかなと思います。

最近、物騒なことも多い世の中で、相手に心を開くことも、
なかなか難しくなっている昨今ではありますが、
開かれた気持ちで相手に接するというのも、大切なことだなと感じました^^

2010年5月7日金曜日

紛争を解決する手段としての「ふらっと」のメリットは?Vol.4

 センター長の小澤と申します。ようこそ「ふらっと」のブログへ。運営委員の皆様、全員筆が早いようで、もう四巡目でございます。

 さて、本題の続きです。「貸したお金を返せ!」という訴訟の場合、受任した司法書士としては、回収の可能性を鑑み主として相手方の資産の有無に注意を向ける・・・・というのが前回のお話でした。しかし、この「ふらっと」の手続を利用することによって、対話を重視した解決を図ることによって、今資産がないとしても、将来の収入から自発的な分割払いをしてもらう可能性も広がるのではないか・・・・というお話であります。

「どのような事情で貸すことになったのか。」という背景を司法書士が出来る限り汲み取り配慮すること、また、この「ふらっと」における対話により、その点について当事者同士が納得することが出来れば・・・・そう考えています。

 特に知人間の金銭の貸し借りというのは、借用書も無く、利息の定めもなく、また返済期限も特に定めていない事案が結構あります。とはいえ、借りた方も、借りた事実を否定することはなく、「ちょっと待って・・・」というのが多くの言い分でありましょう。
 もちろん、単純に『それだけでの事情』であれば、専門家に入ってもらい「分割払いの和解」をすればいいだけかもしれません。しかし、『それだけの事情』に留まらない事案も多いのが現実です。それまでの交際期間に在った様々な出来事・・・・これらが複雑に絡み合ったりしていますと、専門家が入っても一筋縄ではいかないこともままあるわけでして・・・

 そんなとき、とことん話し合う場があれば・・・そう思っています。

 「ふらっと」をご活用くださいませ。

2010年5月6日木曜日

つぶやきも立派なコミュニケーションだった

こんばんは。委員の井上尚人です。


最近、ツィッターを始めました。

私は「ITモノ」が大の苦手で、開業して10年経ちますが事務所のHPは作成できない、ブログが流行ったときもやり方がわからない、ミキシィに至ってはなんのサービスかわからない、といった体たらくでした。

ところが、ツィッターは本当に簡単です。
ほんの1分ヒマな時間があれば、その時感じたこと、思ったことをサラッと書き込むことができます。
このとき私は誰に対して発信しているのでしょうか?誰でもいいのです。

何気ない、特段口に出して話す内容でもないですが、でも誰かに聞いてもらいたい、つながっていたい・・・。
そんな欲求が自分にもあったことに驚きました。そして、つぶやいている自分は素直な本音を語ることができるのです。即興的なメディアだからでしょうか。練りに練って掲載するような性質のモノではないからでしょう。

本音を素直に語る・・・。
対面で行えれば満足度の高い紛争解決につながる場合もあるのですが、簡単にできないからこそ、当事者は紛争状態にあるのです。

ツィッターを紛争解決に使えないでしょうか?
冗談のようですが、あり得る、のではないでしょうか。
秘密は守れませんが・・・(笑)。

頭にきた・・さて・・そのときは。

山田です。GWも終わり,また今日から仕事ですね。さて,皆さんは,他人と言い争いになったとき,カチンときたとき,どうしていますか??

「その言い方はなんだ!オマエだって,***じゃないかっ!」なんて,すぐさま応戦すれば,最初はつまらないことでも,次第に大きな紛争につながっていくのだから不思議です。


実際に受任する事件でも,自分自身のことでも,「あのときに感情を沈めれば,こんな争いにならなかったのに」と思うケースは少なくありません。

そうすると,怒りを鎮める方法を身につけることは,紛争の発生を抑止することにつながるんじゃないかと最近改めて考えるようになりました。


怒りがわいてくると,身体中にワアーとエネルギーが発生するのがわかります。
客観的にいえば,このエネルギーをどこかに処理してしまえば,怒りは収まるということになります。

怒りの発散方法として,① エネルギーを外に放出する(物にあたる),② 水を浴びるなどして文字通り冷やす,③ 風呂に入ったり,音楽を聴いたり,ヘンテコなイラストを描くなど,他のことに没頭することで怒りをいつのまにか消滅させる,④人はなぜ怒りを覚えるのか,などと哲学的な思考を展開し,論理的に怒りを消却させる,なんていうことが考えられます。

我が家では,①は禁止行為として規定されています。これは結局,紛争を引き起こすし,周りが迷惑だからです。違反行為に対しては,奉仕作業等に従事するなどのペナルティがあり,押し並べてこれを行うものはいなくなりました。 ②は冬は寒くて,かえってイライラするので私はしません,④を試みたことはありますが,所詮私レベルでは無理な話でした。したがって,私が実践しているのは③です。

何か,良い方法が他にもあったら是非,教えてくださいね。