2012年7月17日火曜日

テニスボールで通う心

友達に誘われて、小学校から始めた硬式テニス。以来、中学校・高校時代は毎日しごきの特訓。大学に入って、楽しめればいいなと入ったテニスサークルは、実は体育会系並みのサークルでやっぱりハードな練習に明け暮れていた。運動音痴の私は、走り込みをやってもいつもビリ、それでも、テニスは大好きだったなあ、などと思い出にふけりながら、姪の軟式テニスの大会を見に行った。


今のテニスコートは、カラフルである。昔昔、テニスウエアーは、基本白一色だったが、紫、黒、オレンジ、ブルー、黄色と色とりどり、各中学校のおそろいのウエアーで揃えている。もう時代遅れになっちゃったな と思いながら、姪のコートへと。

軟式テニスは、ダブルスのみであり、ふたりの実力とどれだけペアと息を合わせて動けるかが勝負を決める。右に左に、前に後ろに走りながら声を掛け合って、二人の息を合わせていく。前衛がボレーやスマッシュを決めると、ナイスショット!と駆け寄り、互いのラケットをかちっと合わせ、笑顔を交わす。後衛が、鋭いリターンを決めるとナイスリターン!と笑顔を交わす。逆に、失敗をすると、どんまい、と駆け寄って肩をたたく。

応援をする仲間も、一緒に試合に参加している。学校毎に、エールがあり、ポイントが決まる度に、声をかけている。試合に負けてしまったペアに、仲間達が、声をかけている。相手のチームにも、声をかけている。

 姪は、2年半、朝練、夜連、土日の部活を休むことなく頑張ってきた。練習しても練習しても、思うように上達せず、へこむこともあったけれど、精一杯、走り回り、仲間と過ごしてきた。君の流した汗と涙はきらりと光る宝物になる。

 ファイト!!ファイト!!君のファイトに拍手!!拍手!!君の頑張りにもう一回拍手!!

                          御 室

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