2015年2月12日木曜日

歯医者

左の上の奥歯が虫歯だ。舌で触るとギザギザしているのがわかる。
石灰岩が雨に溶かされてゆくようにボロボロになってしまったのに違いない。
歯医者に行かないと。でも行きたくない。
今のところ歯自体に痛みはないけれど頭痛がする。首と肩も痛い。
夜中にはっとして起き上がってしまう。
いよいよ重症だ。もうこれ以上放置するわけにはいかない。
意を決してようやく歯医者に行った。
すると「どこが気になるのですか?」と歯医者が言う。
「左の上の奥歯が」と説明すると「ここは何かの拍子にかけてしまったのですね。少し削って埋めておきましょう。心配するような虫歯はありません。」と言われた。
「本当にそれだけ?頭痛は無関係?」いろいろ思ったけれど、歯医者は治療をして最後に丁寧に噛み合わせを確認してくれてその日だけで終わった。

歯医者に行ったほうがいいことはわかっているし、行かなければ治らないこともわかっているけれど、歯の磨き方や、放置しておいたことなど自分の悪いところを言われるだろうし、何より痛い思いをすると思ってずっと先延ばしにしていた。

ふらっとに調停の申込みがある案件の中にも、話し合いをしたほうがいいことはわかっているし、話し合わなければ解決しないこともわかっているれど、でも話合いをしたくない、と思っている当事者がいるかもしれない。歯医者に行きたくない理由を思い返しながら、問題解決のために何ができるだろう、と考えました。
(井口)

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