先日、調停センター「ふらっと」の紹介に、10月3日(土)に開催する無料相談会の案内を兼ね、近隣の市役所・町役場と社会福祉協議会に行って参りました。
担当窓口には、チラシやポスターを置いてほしいという要望が数多く寄せられるのでしょう。私の名刺に加え、リーフレットやポスターを差し出しますが、先方はかなり事務的な対応です。
ところが、次にバッグからウィン-ウィン君のぬいぐるみが出ると、担当のかたの顔つきがパッと変わりました。ポスターやリーフレットを届ける団体や業界は多いかもしれませんが、マスコットを置いて欲しいという団体は珍しいのかもしれません。とたんに興味を示し、そのあとの説明を熱心に聴いて頂き、快く協力のお返事を頂くことができました。
恐るべし、ウィン-ウィン君の愛らしさ。
みなさんは、ウィン-ウィン君を知ってますよね。
当運営委員山田さんの創造したキャラクター、ウィン-ウィン君。
静岡県司法書士会調停センター「ふらっと」のイメージキャラクターです。
我が家でもウィン-ウィン君は大人気!
三番目の娘は、とくに気に入っているらしく、事務所に置いてあるウィン-ウィン君が目に入ると、「あっ」と声を上げ、近寄って「ウィン-ウィン君!ウィン-ウィン君!!」と嬉しそうに繰り返します。
実際、正面から見ると、ニッコリ笑顔に癒されますね!
みなさん、ゼヒ市役所などでウィン-ウィン君を見つけてみてください。
ニッコリ笑顔にきっと癒されますよ。
運営委員の増田でした。
2009年9月25日金曜日
裁判所型の調停モデル
赤松です。調停は、①裁判所型、②町内会長型、③対話促進型に分けることもできそうです。
そこで、今回は、①裁判所型の調停を実際に台本形式で見てみましょう。
(実際の寸劇風景も、機会があれば、ご覧いただきたいのですが)
では、台本スタートです。
(左から山田、赤松、鈴木の順に着席している。山田は気難しい表情、鈴木は困惑した表情、その間に挟まれている赤松は事務的な表情である。)
赤松「では、只今より平成21年ふらっと1号損害賠償請求事件の調停を開始いたします。まずは申立人の申立書に基づき、事案の概要の確認をいたします。事件が起きたのは、平成21年4月1日水曜日の午後6時30分頃、事件現場は、静岡県沼津市大手町のコンビニ『オーソン』の駐車場…。ここまでは間違いないですね?」
山田「そうなんですよ。そこで、あの人の飼っているジローくんが突然私に向かって…」
赤松「まだ、そこまではお尋ねしていません。質問には、『はい』か『いいえ』で答えればよろしいです。間違いないですね?」
山田「あ、はい…」
赤松「相手方は?」(と鈴木をみる)
鈴木(畏縮した様子で)「あ、私ですか…。は、はい。間違いありません」
赤松「では、続けます。そこで、申立人は、相手方の犬に顔を咬みつかれ、全治2週間の怪我を負った、と。間違いないですね?」
山田「そうなんですよ。おかげで、私のこれからの人生が台無しです!まったくもう、こうみえても私は…」(と話を続けようとするのを赤松が遮って)
赤松「質問には『はい』か『いいえ』で答えてください」(と言ってから鈴木をみて)「犬はどんな犬ですか?」
鈴木「はい」
赤松「『はい』では、わかりません。犬種とか、年齢とか。もっと具体的におっしゃってください」
鈴木「すみません。緊張していまして…。うちのジローは、ミニチュアダックスで4才のオスです。普段は、とてもおとなしいんです」
赤松「犬は、大きいんですか?」
鈴木「いいえ」
赤松「だから…。『はい』とか、『いいえ』だけでは、わかりません。どのくらいの大きさですか?」
鈴木「あ、ほんとにすみません!何て答えればよいのかわからなくて…。えーと、このくらいです」(といって、手を広げる)
赤松「小型犬ですか。誰かを咬まないように、しっかり繋いでおかなかったのですか?」
鈴木「リードをつけて、コンビニの近くの電柱に結んでおきました」
赤松「リードを電柱に結んでいる間、相手方は何をしていたのですか?」
鈴木「コンビニでタバコを買っていました…」
赤松「では、咬まれた時、どういう状況だったか、見ていないということですね」
鈴木「はい…」
赤松「申立書によると、申立人は、バイトの帰り道、コンビニ近くを歩いていたら、突然、ミニチュアダックスに咬まれたということですね」
山田「そうなんですよ。ここを見てください。ここを。ほら、まだうっすらと咬み跡が見えるでしょ。(といって顔をオーバーに向ける)おかげで私の役者人生真っ暗になっちまいましたよ」
赤松「質問には『はい』か『いいえ』で答えてください。何回も言わせないでください」
山田「すみません…。はい、です」
赤松「全治2週間ということですが、申立人は診断書と治療費の領収書はお持ちですか?」
山田「今日は持っていません」
赤松「は?証拠がないと損害が認定できませんよ。本気で請求する気があるんですか?」
山田「そんなこと言われたって、最初に言われてませんでしたし…」(といって鞄を捜す)「あ、あった、あった、ありましたよ。鞄の底にまぎれて入っていましたよ」
赤松(書類を受け取って)「では、これで全治2週間とその間の治療費3万円を認定しましょう。相手方は、自分の飼っていた犬の管理が不十分で、そこに通りがかった申立人を咬んでしまったということまでは認めるのですね」
鈴木「はい」
赤松「では、この点は当事者双方に争いのない事実ということですので、証拠不要と…。申立人は治療費のほかに慰謝料として100万円請求してるようですが、その根拠はありますか?」
山田「私の顔に傷が残っているじゃないですか、ほら。こう見えても私は俳優なんですよ。これからの仕事ができなくなるじゃないですか!」
赤松(小声で)「あまり見たことないですけどね」(山田を向いて)「100万円も請求するのでしたら、その根拠を立証してもらわないとなりません。さっきみたいに。そうだ。今までの仕事のギャラとか、出演した作品とか。そういうのでも疎明資料のひとつにはなりますよ」
山田(ぎくっとして)「それは家においてきました」
赤松「では、期日を続行しますので、次回持って来られますか?」
山田(あせって)「いいえ。今日、話をまとめてください」
赤松「相手方も、それでよろしいのですか?」
鈴木「は、はい。でも、まだ言いたいことが…」
赤松「それは、今回請求されていることと直接関係があるのですか?」
鈴木「それは…ないかもしれませんけど…」
赤松「なら、とくに言わなくてもいいです」
(鈴木、少しむっとする)
赤松「では、調停案を出します。『相手方は、申立人に対し、解決金として金3万円を支払う。それ以外に、お互い債権債務はないものとする』これでよろしいですね」(と言って、双方をみる)
山田「やだ、やだ」鈴木「やだもん」
そこで、今回は、①裁判所型の調停を実際に台本形式で見てみましょう。
(実際の寸劇風景も、機会があれば、ご覧いただきたいのですが)
では、台本スタートです。
(左から山田、赤松、鈴木の順に着席している。山田は気難しい表情、鈴木は困惑した表情、その間に挟まれている赤松は事務的な表情である。)
赤松「では、只今より平成21年ふらっと1号損害賠償請求事件の調停を開始いたします。まずは申立人の申立書に基づき、事案の概要の確認をいたします。事件が起きたのは、平成21年4月1日水曜日の午後6時30分頃、事件現場は、静岡県沼津市大手町のコンビニ『オーソン』の駐車場…。ここまでは間違いないですね?」
山田「そうなんですよ。そこで、あの人の飼っているジローくんが突然私に向かって…」
赤松「まだ、そこまではお尋ねしていません。質問には、『はい』か『いいえ』で答えればよろしいです。間違いないですね?」
山田「あ、はい…」
赤松「相手方は?」(と鈴木をみる)
鈴木(畏縮した様子で)「あ、私ですか…。は、はい。間違いありません」
赤松「では、続けます。そこで、申立人は、相手方の犬に顔を咬みつかれ、全治2週間の怪我を負った、と。間違いないですね?」
山田「そうなんですよ。おかげで、私のこれからの人生が台無しです!まったくもう、こうみえても私は…」(と話を続けようとするのを赤松が遮って)
赤松「質問には『はい』か『いいえ』で答えてください」(と言ってから鈴木をみて)「犬はどんな犬ですか?」
鈴木「はい」
赤松「『はい』では、わかりません。犬種とか、年齢とか。もっと具体的におっしゃってください」
鈴木「すみません。緊張していまして…。うちのジローは、ミニチュアダックスで4才のオスです。普段は、とてもおとなしいんです」
赤松「犬は、大きいんですか?」
鈴木「いいえ」
赤松「だから…。『はい』とか、『いいえ』だけでは、わかりません。どのくらいの大きさですか?」
鈴木「あ、ほんとにすみません!何て答えればよいのかわからなくて…。えーと、このくらいです」(といって、手を広げる)
赤松「小型犬ですか。誰かを咬まないように、しっかり繋いでおかなかったのですか?」
鈴木「リードをつけて、コンビニの近くの電柱に結んでおきました」
赤松「リードを電柱に結んでいる間、相手方は何をしていたのですか?」
鈴木「コンビニでタバコを買っていました…」
赤松「では、咬まれた時、どういう状況だったか、見ていないということですね」
鈴木「はい…」
赤松「申立書によると、申立人は、バイトの帰り道、コンビニ近くを歩いていたら、突然、ミニチュアダックスに咬まれたということですね」
山田「そうなんですよ。ここを見てください。ここを。ほら、まだうっすらと咬み跡が見えるでしょ。(といって顔をオーバーに向ける)おかげで私の役者人生真っ暗になっちまいましたよ」
赤松「質問には『はい』か『いいえ』で答えてください。何回も言わせないでください」
山田「すみません…。はい、です」
赤松「全治2週間ということですが、申立人は診断書と治療費の領収書はお持ちですか?」
山田「今日は持っていません」
赤松「は?証拠がないと損害が認定できませんよ。本気で請求する気があるんですか?」
山田「そんなこと言われたって、最初に言われてませんでしたし…」(といって鞄を捜す)「あ、あった、あった、ありましたよ。鞄の底にまぎれて入っていましたよ」
赤松(書類を受け取って)「では、これで全治2週間とその間の治療費3万円を認定しましょう。相手方は、自分の飼っていた犬の管理が不十分で、そこに通りがかった申立人を咬んでしまったということまでは認めるのですね」
鈴木「はい」
赤松「では、この点は当事者双方に争いのない事実ということですので、証拠不要と…。申立人は治療費のほかに慰謝料として100万円請求してるようですが、その根拠はありますか?」
山田「私の顔に傷が残っているじゃないですか、ほら。こう見えても私は俳優なんですよ。これからの仕事ができなくなるじゃないですか!」
赤松(小声で)「あまり見たことないですけどね」(山田を向いて)「100万円も請求するのでしたら、その根拠を立証してもらわないとなりません。さっきみたいに。そうだ。今までの仕事のギャラとか、出演した作品とか。そういうのでも疎明資料のひとつにはなりますよ」
山田(ぎくっとして)「それは家においてきました」
赤松「では、期日を続行しますので、次回持って来られますか?」
山田(あせって)「いいえ。今日、話をまとめてください」
赤松「相手方も、それでよろしいのですか?」
鈴木「は、はい。でも、まだ言いたいことが…」
赤松「それは、今回請求されていることと直接関係があるのですか?」
鈴木「それは…ないかもしれませんけど…」
赤松「なら、とくに言わなくてもいいです」
(鈴木、少しむっとする)
赤松「では、調停案を出します。『相手方は、申立人に対し、解決金として金3万円を支払う。それ以外に、お互い債権債務はないものとする』これでよろしいですね」(と言って、双方をみる)
山田「やだ、やだ」鈴木「やだもん」
2009年9月24日木曜日
無料相談会の広報
こんにちは。運営委員の鈴木修司です。
「ふらっと」では、来る10月3日(土)に無料相談会を実施します。
小さなトラブルやご近所トラブルなどを話し合いによって解決を図るものです。
相談会の詳細は、9月6日にアップしていますのでぜひご覧ください。
さて、先日、標記相談会の広報の件で私の事務所のある市の市役所や県東部の県民生活センター、商工会議所、健康福祉センターなどに行って来ました。
どこもアポなしの訪問でありましたが、真剣に話しを聞いてくださり、反応は概ね良かったと思います。
行政の窓口担当者の中には、「どういう機関なの?」、「司法書士が調停人になれるの?」など、興味半分、不安半分といった担当者もいました。
やっぱり、まず「ふらっと」を知ってもらう必要がありますね。
今後も地道な広報活動が必要となりそうです。
さて、「ふらっと」が設立してから、徐々に問い合わせや申込みが増えてきています。
裁判はしたくないけど、紛争を解決したい!
小さなトラブル・ご近所トラブルなどでお困りの方、
お気軽にご相談ください!!
「ふらっと」では、来る10月3日(土)に無料相談会を実施します。
小さなトラブルやご近所トラブルなどを話し合いによって解決を図るものです。
相談会の詳細は、9月6日にアップしていますのでぜひご覧ください。
さて、先日、標記相談会の広報の件で私の事務所のある市の市役所や県東部の県民生活センター、商工会議所、健康福祉センターなどに行って来ました。
どこもアポなしの訪問でありましたが、真剣に話しを聞いてくださり、反応は概ね良かったと思います。
行政の窓口担当者の中には、「どういう機関なの?」、「司法書士が調停人になれるの?」など、興味半分、不安半分といった担当者もいました。
やっぱり、まず「ふらっと」を知ってもらう必要がありますね。
今後も地道な広報活動が必要となりそうです。
さて、「ふらっと」が設立してから、徐々に問い合わせや申込みが増えてきています。
裁判はしたくないけど、紛争を解決したい!
小さなトラブル・ご近所トラブルなどでお困りの方、
お気軽にご相談ください!!
2009年9月12日土曜日
もし外国人の方々と紛争になったら
運営委員の井上尚人です。
司法書士は、研修や会議などで土日もあちこちに出かけることが多く、本日も日本司法書士会連合会主催の研修を受けるために札幌に来ています。土日両日合計12時間にわたる研修なので、今回も観光などまったくできず、事務所と研修会場との往復で終わりそうです。
業務は5時に終了、土日はゴルフ三昧・・・という司法書士像は必ずしもあたりません(笑)。
さて、お話は品川駅から羽田空港行きの電車に乗ろうと電光掲示板を探したところから始まります。
「羽田○○」・・・
○○は「空港」でなく、変わった字が使われています。日本では、公に対する表示は明朝体が使われることが多いと思いますが、字体からして変わっています。
次にハングル文字が表示され、最後に日本語で「羽田空港」と表示されました。中国人観光客増えているんですね。
次に中国を意識したのは新千歳空港から小樽行きのエアポートライナーに乗車したときでした。
車内のあちこちで中国語らしき言葉が交わされています。北海道も観光コースなのでしょうか。
しかし、札幌に着いて驚きました。
私は食事を摂るためホテルの横のラーメン屋に入ったのですが、お客のほとんどが中国人らしく猛烈に中国語が飛び交っています。そのうち、観光バスが横に乗り付け、店はほとんど中国人観光客の方々の貸し切り状態になりました。
「博多が本店のラーメン屋にあえて入るのはなぜ?」という疑問は大いにあるのですが、それよりも気になったのは中国人の方々の話し声です。嫌悪まではいきませんが、私の視点からも目に余るほどです。
文化的な差異かもしれませんが、日本人なら酒が多少入らない限りお店の中で大きな声で話すことはありません。しかし、このお店に入った中国人の方々は、日本人ではあり得ないほどの大声(と評価せざるを得ない)でガンガン話はする、とにかく記念写真を撮りまくる・・・。
「ラーメン食べるのに記念写真?」落ち着いて食べていられません。そのうち日本人と思われる別のお客が居づらそうに出て行ってしまいました。
私は中学生の時観光で中国や香港に行ったことを思い出し、なんとなく中国人の方々の振るまいがわかるような気がしました。
いま、彼らの国や人々は昔の成長期にあった日本のようにパワフルな時代なのだな・・・などと妙に納得してしまいました。
私の地元である伊豆・箱根・冨士でも特に中国・韓国からの観光客が増えているようです。
ただ、この振る舞いの違いは紛争につながってしまうのでは?とも思いました。
かつての日本人(今も、でしょうか)も欧米を観光する際はその所作がヒンシュクを買ったと聞きます。
話して理解してもらえるものなら良いでしょうが、そもそも言葉が通じない、文化的な背景を持った振る舞いの場合は話しても理解されないのではないか。
紛争の発端は相手方とのコミュニケーション不足、理解不足と言われています。
翻ってみて、当ふらっとでは、外国人の方々が当事者の紛争は解決に向けてどのように助力できるのか、大いに考えさせられた体験でした。
司法書士は、研修や会議などで土日もあちこちに出かけることが多く、本日も日本司法書士会連合会主催の研修を受けるために札幌に来ています。土日両日合計12時間にわたる研修なので、今回も観光などまったくできず、事務所と研修会場との往復で終わりそうです。
業務は5時に終了、土日はゴルフ三昧・・・という司法書士像は必ずしもあたりません(笑)。
さて、お話は品川駅から羽田空港行きの電車に乗ろうと電光掲示板を探したところから始まります。
「羽田○○」・・・
○○は「空港」でなく、変わった字が使われています。日本では、公に対する表示は明朝体が使われることが多いと思いますが、字体からして変わっています。
次にハングル文字が表示され、最後に日本語で「羽田空港」と表示されました。中国人観光客増えているんですね。
次に中国を意識したのは新千歳空港から小樽行きのエアポートライナーに乗車したときでした。
車内のあちこちで中国語らしき言葉が交わされています。北海道も観光コースなのでしょうか。
しかし、札幌に着いて驚きました。
私は食事を摂るためホテルの横のラーメン屋に入ったのですが、お客のほとんどが中国人らしく猛烈に中国語が飛び交っています。そのうち、観光バスが横に乗り付け、店はほとんど中国人観光客の方々の貸し切り状態になりました。
「博多が本店のラーメン屋にあえて入るのはなぜ?」という疑問は大いにあるのですが、それよりも気になったのは中国人の方々の話し声です。嫌悪まではいきませんが、私の視点からも目に余るほどです。
文化的な差異かもしれませんが、日本人なら酒が多少入らない限りお店の中で大きな声で話すことはありません。しかし、このお店に入った中国人の方々は、日本人ではあり得ないほどの大声(と評価せざるを得ない)でガンガン話はする、とにかく記念写真を撮りまくる・・・。
「ラーメン食べるのに記念写真?」落ち着いて食べていられません。そのうち日本人と思われる別のお客が居づらそうに出て行ってしまいました。
私は中学生の時観光で中国や香港に行ったことを思い出し、なんとなく中国人の方々の振るまいがわかるような気がしました。
いま、彼らの国や人々は昔の成長期にあった日本のようにパワフルな時代なのだな・・・などと妙に納得してしまいました。
私の地元である伊豆・箱根・冨士でも特に中国・韓国からの観光客が増えているようです。
ただ、この振る舞いの違いは紛争につながってしまうのでは?とも思いました。
かつての日本人(今も、でしょうか)も欧米を観光する際はその所作がヒンシュクを買ったと聞きます。
話して理解してもらえるものなら良いでしょうが、そもそも言葉が通じない、文化的な背景を持った振る舞いの場合は話しても理解されないのではないか。
紛争の発端は相手方とのコミュニケーション不足、理解不足と言われています。
翻ってみて、当ふらっとでは、外国人の方々が当事者の紛争は解決に向けてどのように助力できるのか、大いに考えさせられた体験でした。
2009年9月7日月曜日
コミュニケーションとしての非言語
委員の山田です。ワタシは日頃からとにかくよく喋ります。仕事でも,プライベートでも,べらべら喋っています。したがってコミュニケーションの方法としては,「言葉」に重点を置きがちです。
ところで,人とコミュニケーションをはかるために,言語に頼らない方法はあるのでしょうか?
確かにADRの研修においては,非言語によるコミュニケーションについて学びました。
しかし,日本国内で生活をしていると,「言語」が先に出てしまい,非言語コミュニケーションを体感する機会にはなかなか遭遇しません。
そこで,改めて思い出されるのが,海外旅行のときです。海外旅行に行けば,私のコミュニケーションのメインは「言語」から「非言語」に変わります(変えざるを得ない??)。
以前北欧を旅したときのことです。旅行中に船に乗ることになりました。そもそも日本人があまり訪れない国ということもあり,日本人はワタシを含めマニアックな内容の旅に賛同した数名のみです。
船が動き出してから,我々日本人の座っていたシートに,突然ドイツ人の方が同席することになりました。どうやら英語を話すことはできない方のようです。「誰かドイツ語を話せる人間はいないか?」お互い助けを求め合います(せっかくの旅なのだから,沈黙ですごすのはよくないだろうということです)。
・・結局大学の第二外国語でドイツ語を専攻していた私が,担当となりました。現在の私にとってのドイツ語の能力では「はじめまして」,「私の名前はヤマダです」,「こんにちは」,「おいしい」,「きれい!」,「さよなら」,「好き」,「はい」,「いいえ」ぐらいしか手持ちのカードがありません。
ドイツ人の方に早速,自己紹介をドイツ語ですると,「OH!」とばかりに目を見開き,早口のドイツ語で次々に話しかけられる状況となりました・・・が・・もはや理解不能・・。笑ってごまかし,その後,再び沈黙となりました。それでも,料理が出てくれば「おいしい」を使い,景色がきれいであれば「きれい」を使ってドキドキしながらも時が流れていきました。
それでも会話が続かない苦しさ(コミュニケーションが図れない苦しさ)から,恐らくこの船に乗るということは今夜さる場所で開催されるクラシックコンサートに行く予定に違いないと推測し,思い切って,「私,シベリウス(作曲家の名前)好き」と言ってみました。そうすると,ドイツ人の彼は,私がドイツ語をあまり理解できないことはわかったらしく,手や目,身振りを大きくしながらゆっくりとしたドイツ語で答えてくれました。言語は相変わらずよくわかりませんでしたが,ボディランゲージが入ると,とたんに彼が何を言いたいのかわかるように感じられました。・・そうか,これが非言語によるコミュニケーションなんだ・・。私も手やうなずきなどを交え,それに加えて限られたドイツ語カードを使いながらコミュニケーションをはかります。指で数字を示して,「交響曲*番が好き」と伝えたり,「この楽器の使い方が好き」と,楽器を演奏する真似をして伝えます。彼はそれに対して笑顔でうなづいてくれます。
そんなことで,結局,後半はボディランゲージを交えることで,充実した時間をすごすことができました。
その夜,コンサート会場で大きく手を振る彼の姿を発見しました。広いコンサートホールで,私を見つけてくれて手を振ってくれた彼の笑顔は非常に魅力的でした。
コンサート終了後,寂しいけれど,限られたドイツ語カードを彼に伝えました。
「アウフ,ヴィダーゼーン!」(さよなら,また会いましょう!)
今度は握手と笑顔という,ボディランゲージを添えて。
ところで,人とコミュニケーションをはかるために,言語に頼らない方法はあるのでしょうか?
確かにADRの研修においては,非言語によるコミュニケーションについて学びました。
しかし,日本国内で生活をしていると,「言語」が先に出てしまい,非言語コミュニケーションを体感する機会にはなかなか遭遇しません。
そこで,改めて思い出されるのが,海外旅行のときです。海外旅行に行けば,私のコミュニケーションのメインは「言語」から「非言語」に変わります(変えざるを得ない??)。
以前北欧を旅したときのことです。旅行中に船に乗ることになりました。そもそも日本人があまり訪れない国ということもあり,日本人はワタシを含めマニアックな内容の旅に賛同した数名のみです。
船が動き出してから,我々日本人の座っていたシートに,突然ドイツ人の方が同席することになりました。どうやら英語を話すことはできない方のようです。「誰かドイツ語を話せる人間はいないか?」お互い助けを求め合います(せっかくの旅なのだから,沈黙ですごすのはよくないだろうということです)。
・・結局大学の第二外国語でドイツ語を専攻していた私が,担当となりました。現在の私にとってのドイツ語の能力では「はじめまして」,「私の名前はヤマダです」,「こんにちは」,「おいしい」,「きれい!」,「さよなら」,「好き」,「はい」,「いいえ」ぐらいしか手持ちのカードがありません。
ドイツ人の方に早速,自己紹介をドイツ語ですると,「OH!」とばかりに目を見開き,早口のドイツ語で次々に話しかけられる状況となりました・・・が・・もはや理解不能・・。笑ってごまかし,その後,再び沈黙となりました。それでも,料理が出てくれば「おいしい」を使い,景色がきれいであれば「きれい」を使ってドキドキしながらも時が流れていきました。
それでも会話が続かない苦しさ(コミュニケーションが図れない苦しさ)から,恐らくこの船に乗るということは今夜さる場所で開催されるクラシックコンサートに行く予定に違いないと推測し,思い切って,「私,シベリウス(作曲家の名前)好き」と言ってみました。そうすると,ドイツ人の彼は,私がドイツ語をあまり理解できないことはわかったらしく,手や目,身振りを大きくしながらゆっくりとしたドイツ語で答えてくれました。言語は相変わらずよくわかりませんでしたが,ボディランゲージが入ると,とたんに彼が何を言いたいのかわかるように感じられました。・・そうか,これが非言語によるコミュニケーションなんだ・・。私も手やうなずきなどを交え,それに加えて限られたドイツ語カードを使いながらコミュニケーションをはかります。指で数字を示して,「交響曲*番が好き」と伝えたり,「この楽器の使い方が好き」と,楽器を演奏する真似をして伝えます。彼はそれに対して笑顔でうなづいてくれます。
そんなことで,結局,後半はボディランゲージを交えることで,充実した時間をすごすことができました。
その夜,コンサート会場で大きく手を振る彼の姿を発見しました。広いコンサートホールで,私を見つけてくれて手を振ってくれた彼の笑顔は非常に魅力的でした。
コンサート終了後,寂しいけれど,限られたドイツ語カードを彼に伝えました。
「アウフ,ヴィダーゼーン!」(さよなら,また会いましょう!)
今度は握手と笑顔という,ボディランゲージを添えて。
2009年9月6日日曜日
10月3日(土)に無料相談会を開催します!!
「もめごとに悩んでいる。でも、裁判まではしたくない」
電話・面談にてお受けして(無料)、
「ふらっと」では、どのように解決できるか
についてご説明・ご提案いたします。
【タイトル】
小さなトラブル・ご近所トラブル110番話し合いで解決してみませんか?
「ふらっとホットライン」
~たとえば、こんなトラブル~
・親族間・知人間等の金銭トラブル
・ご近所トラブル~今後も顔を合わせるのでスッキリさせたい
・飼い犬に手をかまれた!(ペットのトラブル)
・雇用主の給料未払いなど労働トラブル
・賃貸借に関するトラブル
・物の引き渡しに関するトラブル
※紛争の目的の価額が140万円以下のトラブルに限ります。
・親族間・知人間等の金銭トラブル
・ご近所トラブル~今後も顔を合わせるのでスッキリさせたい
・飼い犬に手をかまれた!(ペットのトラブル)
・雇用主の給料未払いなど労働トラブル
・賃貸借に関するトラブル
・物の引き渡しに関するトラブル
※紛争の目的の価額が140万円以下のトラブルに限ります。
【相談の電話番号】
054-282-8741(ハナシ・アイ)
【日時】
日程 平成21年10月3日(土)
時間 10時から15時
【場所】 静岡県司法書士会
(静岡市駿河区稲川一丁目1番1号)
【内容】(無料相談)
電話による相談(予約不要)
面談による相談(予約要)
【対象・人数】
電話相談・・どなたでも
面談相談・・申込み順で10人まで
【面談相談の予約方法】
9月25日(金)~10月1日(木)
の9:00~17:00(土日は除く)
下記電話番号へ電話での予約
電話番号 054-282-8741(ハナシアイ)
※10人で締め切らせていただきます。
【問い合わせ】
静岡県司法書士会調停センターふらっと
電話番号 054-282-8741(ハナシ・アイ)
ホームページアドレス http://www.s-flat.net
【日時】
日程 平成21年10月3日(土)
時間 10時から15時
【場所】 静岡県司法書士会
(静岡市駿河区稲川一丁目1番1号)
【内容】(無料相談)
電話による相談(予約不要)
面談による相談(予約要)
【対象・人数】
電話相談・・どなたでも
面談相談・・申込み順で10人まで
【面談相談の予約方法】
9月25日(金)~10月1日(木)
の9:00~17:00(土日は除く)
下記電話番号へ電話での予約
電話番号 054-282-8741(ハナシアイ)
※10人で締め切らせていただきます。
【問い合わせ】
静岡県司法書士会調停センターふらっと
電話番号 054-282-8741(ハナシ・アイ)
ホームページアドレス http://www.s-flat.net
2009年9月3日木曜日
メール
こんにちは、運営委員の鈴木です。
今回は、普段使っているメールについて、お話しようかと思います。
今や現代社会には、電話やメール、インターネットなど、
たくさんのコミュニケーションツールがありますよね。
また、移動手段も昔と比べれば、非常に発達してきていると思います。
このように様々な手段が発達しているはずの現代社会なのですが、
かえって対話の機会が失われているような感じがするのは私だけでしょうか。
確かにメールはとても便利な手段です。私もよく使っています。
メールの便利な所は、まず気軽に相手に送れる所ではないでしょうか。
電話ですと、どうしても相手の都合が気になってしまいます。
「今、忙しいかな、迷惑じゃないかな」と。
けれども、メールなら電話よりも相手の都合をあまり気にせずに送ることができます。
ただ、いつもメールを送った後、不安になってしまいます。
それは、相手に読んでもらえるだろうか、
相手に自分の伝えたいことが、ちゃんと伝わっただろうか、
という思いです。
私は、メールを送る時、あれこれ文章を考えます。
なぜなら、同じ内容の文章を送る場合でも、言葉遣いや表現方法で、
その文章の印象はガラッと変わってしまうからです。
それに、電話なら相手の声色などから、
多少は相手の様子を伺うことができるのですが、
メールや書面ですと、なかなかそれが難しい…。
なので、文章を読んでくれる相手の様子を、自分なりに想像しながら、
文章を考えたりもしますが、それにも限界があります。
どんなに時間をかけて考えた文章でも、相手にちゃんと伝わっているのか、
いつも心配でしょうがないです。
今書いているこのブログもまさに文章…(~_~;)あぁシンパイ。
このように考えると、メールや電話は確かに便利なのですが、
直接相手と向き合って対話をするよりも、色々制限されている
(相手のしぐさや態度が見えにくい、雰囲気をつかみにくい)部分が多いのです。
なので、大事な話などを電話やメールでする時は、
かなり慎重にしないと、かえって誤解を招いたりして、難しいのかもしれません。
やはり、どうしても相手に伝えたいことがある時は、
対話をすることが一番の近道なのでしょうね。
今回は、普段使っているメールについて、お話しようかと思います。
今や現代社会には、電話やメール、インターネットなど、
たくさんのコミュニケーションツールがありますよね。
また、移動手段も昔と比べれば、非常に発達してきていると思います。
このように様々な手段が発達しているはずの現代社会なのですが、
かえって対話の機会が失われているような感じがするのは私だけでしょうか。
確かにメールはとても便利な手段です。私もよく使っています。
メールの便利な所は、まず気軽に相手に送れる所ではないでしょうか。
電話ですと、どうしても相手の都合が気になってしまいます。
「今、忙しいかな、迷惑じゃないかな」と。
けれども、メールなら電話よりも相手の都合をあまり気にせずに送ることができます。
ただ、いつもメールを送った後、不安になってしまいます。
それは、相手に読んでもらえるだろうか、
相手に自分の伝えたいことが、ちゃんと伝わっただろうか、
という思いです。
私は、メールを送る時、あれこれ文章を考えます。
なぜなら、同じ内容の文章を送る場合でも、言葉遣いや表現方法で、
その文章の印象はガラッと変わってしまうからです。
それに、電話なら相手の声色などから、
多少は相手の様子を伺うことができるのですが、
メールや書面ですと、なかなかそれが難しい…。
なので、文章を読んでくれる相手の様子を、自分なりに想像しながら、
文章を考えたりもしますが、それにも限界があります。
どんなに時間をかけて考えた文章でも、相手にちゃんと伝わっているのか、
いつも心配でしょうがないです。
今書いているこのブログもまさに文章…(~_~;)あぁシンパイ。
このように考えると、メールや電話は確かに便利なのですが、
直接相手と向き合って対話をするよりも、色々制限されている
(相手のしぐさや態度が見えにくい、雰囲気をつかみにくい)部分が多いのです。
なので、大事な話などを電話やメールでする時は、
かなり慎重にしないと、かえって誤解を招いたりして、難しいのかもしれません。
やはり、どうしても相手に伝えたいことがある時は、
対話をすることが一番の近道なのでしょうね。
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