2009年9月12日土曜日

もし外国人の方々と紛争になったら

運営委員の井上尚人です。



司法書士は、研修や会議などで土日もあちこちに出かけることが多く、本日も日本司法書士会連合会主催の研修を受けるために札幌に来ています。土日両日合計12時間にわたる研修なので、今回も観光などまったくできず、事務所と研修会場との往復で終わりそうです。
業務は5時に終了、土日はゴルフ三昧・・・という司法書士像は必ずしもあたりません(笑)。

さて、お話は品川駅から羽田空港行きの電車に乗ろうと電光掲示板を探したところから始まります。

「羽田○○」・・・
○○は「空港」でなく、変わった字が使われています。日本では、公に対する表示は明朝体が使われることが多いと思いますが、字体からして変わっています。
次にハングル文字が表示され、最後に日本語で「羽田空港」と表示されました。中国人観光客増えているんですね。

次に中国を意識したのは新千歳空港から小樽行きのエアポートライナーに乗車したときでした。
車内のあちこちで中国語らしき言葉が交わされています。北海道も観光コースなのでしょうか。

しかし、札幌に着いて驚きました。
私は食事を摂るためホテルの横のラーメン屋に入ったのですが、お客のほとんどが中国人らしく猛烈に中国語が飛び交っています。そのうち、観光バスが横に乗り付け、店はほとんど中国人観光客の方々の貸し切り状態になりました。
「博多が本店のラーメン屋にあえて入るのはなぜ?」という疑問は大いにあるのですが、それよりも気になったのは中国人の方々の話し声です。嫌悪まではいきませんが、私の視点からも目に余るほどです。

文化的な差異かもしれませんが、日本人なら酒が多少入らない限りお店の中で大きな声で話すことはありません。しかし、このお店に入った中国人の方々は、日本人ではあり得ないほどの大声(と評価せざるを得ない)でガンガン話はする、とにかく記念写真を撮りまくる・・・。
「ラーメン食べるのに記念写真?」落ち着いて食べていられません。そのうち日本人と思われる別のお客が居づらそうに出て行ってしまいました。

私は中学生の時観光で中国や香港に行ったことを思い出し、なんとなく中国人の方々の振るまいがわかるような気がしました。
いま、彼らの国や人々は昔の成長期にあった日本のようにパワフルな時代なのだな・・・などと妙に納得してしまいました。
私の地元である伊豆・箱根・冨士でも特に中国・韓国からの観光客が増えているようです。

ただ、この振る舞いの違いは紛争につながってしまうのでは?とも思いました。
かつての日本人(今も、でしょうか)も欧米を観光する際はその所作がヒンシュクを買ったと聞きます。
話して理解してもらえるものなら良いでしょうが、そもそも言葉が通じない、文化的な背景を持った振る舞いの場合は話しても理解されないのではないか。


紛争の発端は相手方とのコミュニケーション不足、理解不足と言われています。
翻ってみて、当ふらっとでは、外国人の方々が当事者の紛争は解決に向けてどのように助力できるのか、大いに考えさせられた体験でした。

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