2017年11月27日月曜日

日本司法書士会連合会 平成29年度「司法書士会調停センター担当者会議」実施される!


 センター長の小澤です。
 私は、日本司法書士会連合会の副会長。として、紛争解決支援対策部の部長も仰せつかっております。もちろん、この対策部にはADRワーキングチームもございます。
 平成29年11月22日(水)、司法書士会館地下1階「日司連ホール」において、ADRワーキングチームが担当する「司法書士会調停センター担当者会議」を開催いたしました。
 趣旨・目的は、「各調停センターの運営状況や課題等に関する情報の共有化を図るとともに、担当者間の意見交換の機会を設け、協働する司法書士会を増やすこと及び各調停センターのさらなる発展を目指すこと」であります。
 全国から40名くらいの担当者にお集まりいただき、たいへん熱心な議論がなされました。
 もちろん、ふらっとからも名波司法書士が参加してくれています。

 連合会からの趣旨説明の後、熊本震災ADRのスキーム及び取り扱い事案の説明及び質疑・応答がなされました。具体的には、熊本県会からの説明、九州ブロックの連携について解説、震災ADRで扱った事案解説です。
 情報交換会では、上記報告を受けて考えたこと、調停センターの運営について感じていること等、テーマを設定せずに部屋を分けて4グループで情報交換を行いました。
 そして、調停センターの運営等に関する事例検討ということで、上記とは異なる4グループに分かれて、調停センターの運営等にかかわる疑問・困りごと・悩みに関する事例検討会を「メモを取らずに事例共有し、批判をしないという約束のもとに発表者を元気づけることを目標とする方式(PCAGIP法)」にて実施しました。

 最後の閉会挨拶は私です。
 司法制度改革が行われた15年前と比較して、弁護士が倍増、認定司法書士が0から16000人となったにもかかわらず、簡易裁判所・地方裁判所ともに民亊の裁判事件は増加していない現状、また、最高裁が調停促進を進め、裁判のIT化も一気に進むと思われる現状において、ADRセンターの在り方を大きな視点で検討する必要がある旨、述べさせていただきました。

0 件のコメント:

コメントを投稿