2018年9月15日土曜日

オートメーション

 ここ数日間で急に涼しくなり、今年の猛暑を思い返せば、「いい季節になったな。」としみじみ感じる今日この頃ですが、最近、「いい季節になったな。」に次いでよく思うのが、「人力なんだな。」です。

 たとえば、ネットで商品を注文すれば、数日後には手元に届きますが、それは全て自動で処理されているわけではなく、受付、梱包、発送、配達など、人力に支えられています。
 もし、深夜にスマホのアプリの不具合修正の通知が届いたら、それは深夜まで仕事をしている人がいるということでしょう。

 イベントの企画ひとつとっても、内容をどうするか話し合ってアイデアを出し、広報の方法や、チラシ等のデザインも色や文字のフォントなど一から決めていって、問題がないか何度もチェックして、不備があれば一個一個修正して、という、外からは見えない、泥臭い地道な努力によって、一つのイベントが出来上がっています。

 子供のうちは、そういうことは、何かよく分からない魔法のような未知の技術的な何かで自動的に何とかなるように感じていましたが、最近、色々なところで、「あ、これも人力なんだな。」と思うにつけ、世の中は人力で動いてるんだな、と感慨深く感じます。

 AIやIoTなど、様々な技術が発達しているとはいえ、今現在、まだ私たちの普段の生活は、顔の見えない誰かの尽力によって成り立っています。

 今後、もしAIなどの本当に、何かよく分からない魔法のような未知の技術的な何かで自動的に何とかなるようになってしまったら、私たちの生活は一体どうなるのでしょうか。
 「いい時代になったな。」としみじみ感じるだけならすばらしいことですが。

小林

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