2018年10月25日木曜日

「学習する組織」とコミュニケーション

ある社長さんから、自分がいなくても会社が永続するようにするにはどうしたらいいかな~?と言われたことがあります。

その言葉がずっと心に残っていたのですが、ある書籍を読んだときに、「永続するための組織を作ればいいのか~」とその答えを得たような感じになりました。
その書籍が、「学習する組織」(英治出版)です。

複雑で変化の激しい時代に対応するには、環境変化に適応し、自ら進化し続ける組織、すなわち、「学習する組織」を築く必要がある。そのためには、5つの重要な要素があるという内容です。詳しくは、書籍をお読みいただきたいのですが、このブログで紹介する理由が、その5つの要素の中に登場します。

「チーム学習」という要素の中に、「ダイアログ」と「ディスカッション」という言葉が登場するのです。

今まで、私は、「ダイアログ」と「ディスカッション」を明確に分けて考えていませんでした。でも、この書籍の中では、「ダイアログ」では、お互いの話にじっくり耳を傾けることが重要となり、「ディスカッション」では、様々な考えの発言が重要となると書いてあり、その役割の違いが意識されているのです。

つまり「ダイアログ」が実践されているチームでは、相手への理解が深まり、「ディスカッション」における様々な違う立場からの発言も、深い信頼関係の中で共有されることになるということです。私は、思わず大きく頷いてしまいました。

そして、我々が日々学んでいるコミュニケーションが、組織の永続にとっても重要な役割を果たしていることをあらためて感じ、嬉しくなった瞬間でもありました。  
                                   名波直紀

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