世界を変えるほどの発明は何かと聞かれたら、皆さんは何を思い浮かべますか?
印刷機?
羅針盤?
自動車?
飛行機?
コンピューター?
おそらくこの質問に対して「トラクター」と答える人はいないでしょう。
でも、『トラクターの世界史』という本を読み終えた人の何割かは、人類史におけるトラクターの重要性に気が付くはず。
農業においてもっとも基本的な作業は、畑を耕すこと。
でもそれは、もっとも過酷な作業でもあるのです。
トラクターという「耕す」ための機械が登場することで
農作業の負担は大幅に軽減し、農業従事者は田舎を離れ
工業に従事するようになりました。
また、農作業に馬の力を借りずに済むようになると糞を肥料にしなくなり
化学肥料が用いられるようになります。
こうした変化は食糧生産の効率を大幅に向上させるのですが
人口が増えすぎるという負の側面ももたらすことになったのです。
例を挙げるときりがないのですが、
畑が平らなのも、原油の価格が食糧の価格に影響するのも
みんなトラクターの登場によるものなのです。
この本のおかげで、私は以前よりほんの少しだけ世界が違って見えるようになるほどの衝撃をうけました。
ところで
みなさんの身近にも、世界観が変わるようなものがあるのです。
ADRという紛争解決手段なのですが・・・
利用してみませんか?
竹下
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