2010年5月24日月曜日

ゲーム(将棋)のコミュニケーション

こんにちは、運営委員の花田です。

先日、今期の将棋名人戦が終わりました。
4連勝のストレート勝ちでで羽生が防衛し、かつて羽生の7冠を切り崩した三浦も今回は力を出せずに終わってしまいました。・・・どうせなら7局フルセット見たかった・・・

将棋のタイトル戦は1日~2日間かけて行われ、対局中に棋士が言葉を交わすことはありませんが、解説を聞いていると内面では様々なやり取りとりがされているようです。

特に米永邦雄(現将棋連盟会長)の解説は、指し手の一手一手を言葉にして表現してくれるので、対局中の棋士の内面が垣間見えてとても面白いです。
「この手は『さあ、かかってきなさい』といった手ですね」とか、『そんなことは百も承知です。私は私の道を行きますよ。』『今日はゆっくりやりますか』『この野郎、そんな手は許せん』といった具合です。
こうした指し手の意味は、棋力によっても変わってくるし、それまでの対局経緯によっても違ってくるようです。
将棋が分からない人でもきっと楽しめると思うので、一度ご覧下さい。

将棋といった限られた指し手の中でもこのようにコミュニケーションが成立してしまうのですから、私たちの日常の一手一手(仕草や表情)により、言葉を交わさなくてもコミュニケーションが交わされるのは当然なんでしょうね。

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