2012年8月24日金曜日

細分化

目の前にいろいろな問題が現れたとき、
それをどうすれば解決できるでしょうか。

一つの方法として、問題を細かく分けてから、
その一つ一つに向き合っていくというやり方があります。

ビジネスの世界でも、戦略的な思考をするときに
用いられますし、身近なところでは、宿題などで
なかなかやる気にならないときに、少しでも手を
着けたり、やりやすいところから手を着ける
ことなどは、皆さんも経験があるのではないでしょうか。

細分化の視点はもめごとの解決にも有効です。

もめごとには、必ずといっていいほど両者が共通して
認めている部分と両者の言い分が相違している部分が
混在しています。

お互いの言い分を細分化し、共通点と相違点に
分ける作業を積み重ねることで何が問題の本質なのかが整理
されていきます。

そして、相違点の中をよく観察し、さらに細分化していくと
その中にも共通点と相違点に分かれていることが発見できます。

相違点を細分化していくことで合意点が見つかりやすくなります。

その地道な作業をひたすら積み重ねることで、小さな合意が生まれ、
いつしか共通項の方が多くなるのです。
これが問題解決の秘訣です。

副センター長 名波直紀

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