契約内容もまとまった中で、土地の測量の話が出、買主側が後日分筆予定のため、境界確認をしてほしいと依頼がありました。
ちょうど私が測量の仕事をしたこともあり、買主側の依頼で測量に入ったわけですが、測量している内に境界が違うと言う問題が出てきました。
売主側は自分の思っている境界は違うと言うし、買主は面積確保できれば、そして、後で買主に類が及ばなければ、どこでも決めてくれればいいと言います。
弁護士は売主側主張に当初は従って、境界に付、確定してからでないと売買手続きに入れないと主張し、一時は売買も流れてしまう覚悟をしたわけですが、東京に住んでいる売主側に行って、詳しい説明をしたこともあり、最後は売買が無事出来ればと言うことで主張をおさめてくれました。
手続に入って半年、最終のつめで1月かかり、近々登記となりますが、売買等で双方の立場を考えまとめることを目標とする司法書士の仕事と、依頼者の利益、この場合は売主の利益を考えることを主とする弁護士の違いを改めて実感しました。
佐藤 寛
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