20年ほど昔のことですが、とある新聞社の就職説明会に参加したときのこと。
その頃はまだ、現在ほどインターネットが普及しておらず、
それどころか携帯電話もPHSが主流で、2人に1人もってるかどうかという時代でした。
んで、その場で新聞社のお偉いさんはこう仰るわけですね
「最近、インターネットだの電子メールだの、携帯電話などというものが流行っているが
あんなものは血が通っていない、温かみがない、人間的ではない」、と。
それは、新しいメディアに対する本能的な嫌悪感や警戒感であったのでしょうか。
現在、インターネット掲示板やツイッター、facebookはテレビや新聞の影響力を
脅かすような勢いで成長しています。
しかしその一方で、私自身も似たようなことは感じていました。
「メールで気持ちが伝わるんだろうか」
そんな ことを考えていたことを思い出す記事を、最近インターネットで見つけました。
インディアナ大学の研究者たちが、好きな人への告白において
SNS、電子メール、ボイスメール(留守電)のどれが効果的なのかと。
私は、その中だったら、留守電がいいだろうなと思ったのですが
結果は「電子メールが一番効果的だった」というものでした。
メールは送信する前に念入りに推敲されるのが
想いを伝えるのに効果的だったのではないか、
と分析されていました。
被験者が18歳前後という若者中心だったということも
このような結果となった要因なのでしょう。
幼いころからメールを使う機会があったでしょうから。
コミュニケーションは時代と共に手段が変わっていく。
でも、肝心なのは伝えようとする中身であることは変わらない。
年寄りみたいな感想ですが、オッサンなので仕方ないですね。
調停員 竹下
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