『腹を割って話す』
対話する際、本心をさらけ出して言葉にするという意味があります。
古来より日本では、本心・本音は腹の中にあると考えられていたといいます。
言葉からもその考えは表れており、腹黒い、腹が立つ、腹に一物、腹を探る、などなど。
物騒なところでいえば、武士の切腹も腹を切り、中身を見せることで自身が潔白であることを示す意味もあったとかなかったとか。
頭ではなく腹にこそ心があるというのは、対話のヒントになるかもしれません。
『本音で対話するには腹が大事。』というとなんのことやらという気もしますが、こと姿勢に関して考えるとあながち間違っていないと思われます。
腹(へそ)を相手に向けることによって、自然と視線も体も相手を向くことができます。
対話をしている気持ちになってみてください。
しっかりと正対してくれる相手とどこか横を向いて話す相手。どちらとより会話をしようと思うでしょうか。話しを聞く際は、相手の方を向き真摯に話しを聞くことが重要であるとよく分かります。
しかし、実際には感情のもつれから向かい合って話し合うことができない人もいらっしゃいます。そんな方達に、腹を割って話し合うことができる場を提供することに腹を据えて取り組んでいきたいです。
小野
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