2013年2月8日金曜日

「インクルージョン~共生社会をめざして~」を受講しました


 先日、細川佳代子氏の講演「インクルージョン~共生社会をめざして~」を受講しました。細川佳代子さんと言えば元首相・細川護煕氏の夫人、現在はNPO法人勇気の翼インクルージョン2015の理事長、公益財団法人スペシャルオリンピックス日本の名誉会長などの要職に就いています。

 インクルージョン(inclusion)の直訳は、障害児と健常児が区別なく、共に学ぶ機会を作っていくこと(インクルージョン教育)。

 細川さんが目指すのは、誰一人排除されることなく、共に生きる「包み込む社会」。障がいの有無などに関わらず、個々の能力を認め、誰もがいきいきと輝いて暮らす社会というものです。また、「人は皆幸せになるために生まれ、一人ひとりのありのままの存在自体が尊い。本来持っている可能性や能力を発揮できるような「サポート」こそ求められている。」と言っています。

活動当初の苦労話や、官邸在住時代の役所との難しい交渉などを熱く語っていました。

現在の社会は、障がいや病気の有無はもとより、性別や年代の違い、貧富の格差など、あらゆる立場の違う人間が同じ地域社会で暮らしています。その人たちが共に生き、包み込む社会。共にコミュニケーションがとれる社会って理想ですね。人類永遠の課題ですかね。

 

池谷道男

2013年2月1日金曜日

幸福って?


最近の科学技術の発展により、今まで不可能と思われていたことも可能となることがある。iPS細胞を使って、マンモスを復活させることも夢ではないとか?

 
マンモスといえば、あのアニメ。知らない世代の方もいるかもしれないが・・・

 
通勤途中の車の中で、功利主義という言葉を聞いた。最大多数の最大幸福とか・・・

で、先ほどのアニメのお話。集団で狩りをした場合の獲物の分配方法をめぐり、最大多数の最大幸福とはどこにあるのかを考えてみた。結果は、その集団固有の価値観によって、何が幸福かは変わってくるということ。たとえば、「平等な分配方法」について、参加者全員に同量の分配をすることが、多くの者が幸福と感じることであるならば、この集団にとってはこの方法が、最善。獲物をしとめることに貢献した人に多く分配し、士気を高めることが集団の利益につながり集団の構成員にとって最大の幸福だと考えるのであれば、この方法を採るであろうし、家族の多い人に多く分配し、部族全員の安定を図ることが集団の幸福であるなら、背負っている家族の人数分づつ分配する方法もあるであろう。

 
人の価値観は種々多様で、人と人とが集まれば、その組合せの数は計り知れない。人と人とが、話し合いによる問題解決を求める場合も何が本人達の価値観に合った問題の解決となりうるのかについては、当初は第三者からは窺い知ることができない場合もあるであろう。しかし、話し合いを重ね合意に達したとき、まさに調停人も含めた最大多数の最大幸福となるのではないかと思う。


人の心は、科学技術の進歩によっても操作不可能なものだと信じたいが、マンモスがペットになったら、自然界ではありえない未来人とマンモスとの愛情が生まれるかもしれない?

                                    管理人

2013年1月28日月曜日

駒形どぜうの心意気

                 
 学生時代の友達に誘われて、東京浅草の駒形どぜうに行ったことがある。久しぶりの再会と 東京下町浅草で有名などぜうを味わう期待で私はかなり興奮していた。

   浅草の門前からぷらぷらと歩き、賑わう町並みをはずれたあたりに煌々と風情ある明かりが見えてきた。ん~、一階は、畳敷きの大広間にもう何組も座っている。2階には、机のお席もございますとの誘いに、階段を上がり、畳の部屋に
椅子のある広間に案内された。江戸情緒たっぷりだねえともう江戸っ子になった気分で、もうご機嫌でぇ。どぜうの唐揚げ、玉葱の甘酢漬け、だだ茶豆、厚焼き卵、どぜう鍋を注文した。近況を報告し、ほろ酔い加減になったところで「どぜう鍋には生卵が欲しいね」と、高校卒業したてとみえる初々しい仲居さんに、「生卵2個とついでに京都伏見の冷や酒を・・」と、頼んだ。

 どぜう鍋はぐつぐつと煮えたぎり、生卵を待ちわびていると、「はい、おまちどおさま~まずはおひとつ」と、先の若い仲居さんが柳川鍋をひとつ持ってきた。「え~と、柳川・・?卵・・?~」と困惑する私達を見て、ベテランとおぼしき仲居さんがそろそろとやってきた。その後の会話。                        
 仲居さん           「ご注文が間違っておりましたか?」                  
私達                   「柳川ではなく生卵を2個頼みましたが、、、せっかくなので、いただきます。」
仲居さん            「申し訳ないです。」                          
再び仲居さん    「ご注文の聞き間違いでご迷惑をおかけしました。柳川鍋の料金は生卵の料
                            金とさせていただきますの   で、、申し訳ありません。柳川鍋はお一つでよろ
                             しいでしょうか?」                                  
私達                   「はい、食べきれませんからね。」                          

    生卵150円、柳川鍋1,500円。注文を間違えた初々しい仲居さんは、後で叱られるのかな。生卵の料金で柳川鍋を頂くのは、なんだか得した気分だけれど、居心地がよくないし楽しくない。結局、この件に関して、私達は、生卵ではなく柳川鍋一人前の料金を支払うことを提案し、困惑顔の仲居さんは、一旦奥に戻ってから、お詫びとあわせて私達の提案を受け入れた。 

 かっこつけちゃったかな~と、どぜうの香ばしい香りとさわやかな気分に包まれて、私達は老舗の暖簾を後にした。意地を張りながらもお互いに寛容になれるひとときをありがとう。どぜうに再会!

2013年1月22日火曜日

想像力の及ばない


人間は、想像力というものを持っているので、
話を聞いたり文章を読むことを通じて他者の気持ちを理解し、
共感することができるのですが、
私には、どうしても上手く想像できないことがありました。

それは、
親の気持ち、というやつです。
 
私はちょっと遅めに結婚したので、
周りの友人知人からは、子どもの可愛さとやらをさんざ聞かされてきたのですが、
これが聞いてるだけではどうにもよく分からないわけですよ。

いちばんよくわからないのが、「自分に似ていてかわいい」というセリフです。
みなさん、自分の顔がそんなに好きなんでしょうか。
自分に似ていて可愛いと思えるのは余程のナルシストでなければあり得ないでしょう?

ところが、
私に娘ができてからは、全てが一変しました。

かーわいいんですよね、これが。自分に似ていて。
顔をひっかかれても本棚の本を片っ端から破られても、「まあ、いいか」でオシマイ。
出張で外泊したときに、娘が夜中に自分のことを探していたと聞かされたときには
悶絶しましたね。

自分の親も、こんな風に自分のことを可愛がってくれていたんだろうなあ、
なんてこともようやっと気がつくわけです。

そうすると、今まで想像できたと思っていた未経験のあれこれも、
本当に分かっていたのか怪しくなってきました。

いままでは深く考えずに使っていた
「お気持ちは分かります」という言葉、
使うのをちょっとためらうようになった今日この頃です。


竹下

2013年1月15日火曜日

ADR的日常

我思ADR是日常的風景。


最近、茨城県まで研修会スタッフという形で行ってきました。
地元の若手司法書士の研修会に招かれたからです。

研修会の模様を写真でアップできないのが残念ですが・・・
相続における司法書士の提案力、についていっしょに考える企画でした。

講義→パネルディスカッション→グループディスカッション
と大まかな枠組みの中、講義を聴くなかで、気づいたこと、思ったことを、そのつどポストイットに記入してもらい、あとで、グループで話し合うというルールにしました。
なお、会場は、各グループごとに、島(アイランド)を作っておきます。

このやり方は、いいです。
あとでグループで話し合うので、ぼんやりしている訳にもいきません。
本来であれば、自分のためだけに「インプット」するだけのメモ書きが、
逆に、グループディスカッションをするための、自分の「意見」に変わるので、
「インプット」かつ「アウトプット」状態になって、ほどよい緊張感になるのです。
講師側にとっても有意義です。
グループディスカッションという「振り返り」のなかで、今日の講義のよかったところ、不足していたところ等々が、受講生の感想とともに詳らかとなるからです。

会議の場面でも、講義の場面でも、家庭でも職場でも、お互いが対等の立場でじっくり話し合えるスタイルが、もっと広まってゆくとよいな、と思います。

もちろん、講義後の飲み会よかったです。土浦最高ーー

浜松 衞藤


長男の夢

昨日は成人の日でしたね。

我が家の長男は、昨年の誕生日で10歳となり、小学校では「2分の1成人式」と称して、いのちの尊さと大切さを学ぶ授業を行ったようです。

考えてみると、あと8年もして、県外の大学に進学し、そのまま県外で就職したら・・・
この子と一緒に生活できるのも、あと8年しかないのかも・・・と一人感慨にふけっていると、
「でも、俺、大学いかないで、高校卒業したら、そのままエスパルスに入団しちゃうかもしれないし。そうしたら、まだ静岡に居られるし。」と長男。
「そうだよね~。」と苦笑いするしかない母です。

そうなんです。今、長男はサッカーに夢中なんです。
長男が所属しているサッカークラブでは、毎年、夏休みにキャンプを行い、キャンプファイヤーでは、一人、一人が自分の夢を語るのですが、
コーチのお話では、低学年のうちは、ほぼ全員が「サッカー選手になりたい。」と言うのに、5~6年生くらいになってくると、語る夢は、「お父さんの仕事を継ぎたい」とか「公務員になりたい」とか変化してくるそうです。

私の夫もサッカーをしており、大学時代には、少年サッカーのコーチのアルバイトをしていました。
その中には、Jリーガーになった子もいるそうです。
でも、当時、その子がずば抜けてサッカーが上手かったかというとそうではなく、テクニックがある子は他にもいたそうです。
けれども、サッカーが好きで、上手くなりたいという気持ちは他の子供よりも強かったそうです。
きっと、その子は、サッカー選手になりたいという夢をいつまでも持ち続けることができたのでしょう。

サッカーだけでなく、全ての事は、その事が「好き」であるという気持ちがなにより大切なんですよね。

長男も今年あたりが、正念場かもしれません。

彼の夢がいつまでも語り続けられることを応援しています。


大竹友妃子






2013年1月4日金曜日

一年の計

読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年も“ふらっと”をよろしくお願いいたします。

さて、一年の計は元旦にありといいますが、皆さんは今年の目標や計画を立てられましたか?
常に行き当たりばったりな私ですが、今年は珍しく目標を立ててみました。
その目標とは、ズバリ「減量」です!(笑)
司法書士を志した頃のスリムな私はすっかり過去のものとなってしまい、今やメタボリックまっしぐら。
このままじゃまずいと思いつつも今まで行動に移せずにおりましたが、昨年末に受けた人間ドックの散々たる結果を受け、新年気持ちを新たに減量に取り組むこととした次第です。
さて、やると決めたからには行動ですが、その第一弾として、目標を文字に書き起こすことにしました。
計らずしもこれが書き初めとなりまして、「脱メタボ」「卒メタボ」等、思いつくまま書き連ねること30分、ようやくお気に入りの一枚が完成しました。
書き上げた一枚を部屋に飾ってみると、頑張らねばという気持ちが一層強くなりました。
気持ちを文字に起こすと自覚に繋がりますよね。
これから一歩一歩、目標に向かって進んでいきたいと思います。

新年早々下らない話で失礼しました。
今年一年が皆様にとって良い年となりますように。