2016年12月25日日曜日

同級会

 新年1月2日、相良中学3年7組のメンバーで同級会を開催します。卒業以来30年ぶり、はじめてのクラス会です。
 担任の先生にも連絡が取れて出席していただけるとのこと。出席予定人数は、なんと20名超。クラスの人数は・・・忘れましたが、かなり高い出席率です。
 
 一応、幹事は私ということになっていますが、女子たちの機動力のスゴイこと! あっという間にほとんどの住所や現況を確認し、連絡を取ってくれました。(LINEって便利ですね)

 で、当日が楽しみな訳ですが、これまでに数回、打合せという名目のもと、少人数で飲み会をしました。中学生の頃はほとんど話したことがない人ばかりでしたが、お互い大人(オッサン?○○サン?)になったせいでしょうか。会うなり、次から次へと話が進み、話題にこと欠きませんでした。
 また、それとは反対に、中学の頃はお互いアダ名で呼び合っていた友達に、今回の件で高校卒業以来はじめて電話連絡したときのこと。返ってくる言葉が全部敬語・丁寧語で、妙にギクシャクしたやりとりになってしまいました。

 長いときを経るなかで、みんなが別々の道を歩み、それぞれが多様な経験を積んだことで、大人になりました(一応)。大人の対応もそれなりにできるでしょうが、クラス会では、みんなが中学の頃に戻ってバカな話に興じることでしょう。あの、敬語で対応してきた彼とも、多分、一瞬であの頃のように。

 そうそう、その翌日は大学のクラス会でした。何回目かの・・
                          
                             増田真也
 

2016年12月22日木曜日

「職業は武装解除」の瀬谷ルミ子さんにお会いしてきました。

私と彼女たちの間にあるのは、カメラのレンズひとつ。
その母親は、ひどく衰弱していた。傍らで泣き叫ぶ我が子を抱き寄せることもできない。もう長くはないだろう。   
~職業は武装解除(朝日文庫)より~

少し前の話になりますが、関東ブロック司法書士会協議会のADR研修会で講師としてお呼びすることになった「瀬谷ルミ子」さんに、お会いしてきました。
瀬谷さんは、「職業は武装解除」という著書のタイトルのとおり、紛争地域での紛争後の復興、兵士の武装解除等を行う武装解除のプロです。「世界が尊敬する日本人25人」にも選出されたことでも有名です。
 瀬谷さんの人生を変えた一枚の写真が、ルワンダで発生した大虐殺、その難民キャンプの親子の写真。「自分だからこそできることって何だろう」という、小さい頃からの問いに対する答えを与えることになった写真だそうです。
 私には、瀬谷さんのように人生を劇的に変えるものに出会えた経験がないので、瀬谷さんのストーリーに魅かれてしまいます。

打ち合わせは、主に1日目の体験型ワークの内容についての確認でしたので、講演でどのようなお話をされるのかはわかりません。私としては、是非、この一枚の写真からのストーリーを語っていただきたいと思っています。2月4日が楽しみです。

運営委員 名波直紀

2016年12月8日木曜日

次号のHO2にご注目を!

 

「HO2」と書いて「ホ-ツー」と読みます。
水ではありません。
静岡県司法書士会が年に2回発行する広報誌です。
 
最近は、巻頭特集で座談会を開催していますが、
次回のテーマはコミュニケーション。
ふらっと からも、名波司法書士と佐藤司法書士に
参戦いただくほか、メディエーションの大家である大澤弁護士や、
県司法書士会が相談対応の研修会でお世話になっている谷澤さん
にも加わっていただき、コミュニケーションの切り口から
相談対応、紛争解決、日常生活へのヒントを模索する構想となっています。
 
ご希望の方にはどなたにも無料で会から送付しています。
県司法書士会事務局(TEL054-289-3700)までお問い合わせください。

”意識する”ことで見えること

12月4日、関西の老舗ADR勉強会・SSCATの皆様に
お招きを受け、「観察力を身につけよう!」と題して
ワークショップを開催してきました。

何と遠方では四国からもご参加いただきうれしい限り!

会場は京都司法書士会館。初めてきました。

 
 
行列のできる和菓子店 ふたばの豆餅をいただき、エネルギー満タンです(Tさんありがとう)
ちなみにこの時期の京都といえば紅葉
ピークは過ぎていたけどまだ十分美しい。

ところでみなさん、日頃「観察」してますか?
ただ見ているだけじゃダメなんです。
「意識して」その情報を捕まえなくては観察になりません。

主に表情、しぐさ、足の位置、手の位置、姿勢など
言葉以外の部分を観察する”意識”を持つための
ワークショップを4時間かけておこないました。

観察力は日常生活の中でもトレーニングできます。
観察力を磨けば、人の気持ちにも自分の気持ちにも敏感になり
コミュニケーション能力が向上すると思います。

”ふらっと”では講師派遣も行っております。
職場内等円滑なコミュニケーション、できていますか?
オリジナルで研修も組み立てますので是非一度お問い合わせください♡

副センター長 芝 知美



2016年12月4日日曜日

親のこころ


 最近読んだ本です。「親のこころ」(木村耕一)①②③、「心の持ち方」(ジェリー・ミンチントン)、「責めず、比べず、思い出さず」(高田明和)、「九十歳。何がめでたい」(佐藤愛子)、「粋な生き方」(帯津良一)、「もの忘れ、認知症にならない新・思い出しテスト」(ど忘れ現象を防ぐ会)など、そろそろ「終活」をと考えている自分にとって、それを意識した本ばかりです。

 「親のこころ」(木村耕一)②にこのような一節がありました。

|―――――――――――――――――――――――――――――――|

| 大学時代、親は毎月仕送りをしてくれていました。       |

| 夏休みに帰省して驚きました。                |

| 中学、高校時代に私が着古した服を、母が着ていたからです。  |

|「新しいものを買ったら?」と言うと、「もったいないし、その分、

|お前に仕送りしたいから」と笑って母が言ってくれた時、じーんと 

|目頭が熱くなりました。       (広島県 33歳 女性) |

|―――――――――――――――――――――――――――――――|

 周りは田んぼしかない田舎に生まれ育った自分には、こういうことは普通の事。3人姉兄弟の末っ子として生まれた私は、いつも着るものは「お下がり」ばかり、高校生になってやっと「おニュー」を買ってもらったような記憶があります。

 自分には、あと数か月で「白寿」を迎える母がいます。約3年前、胃の大量出血で倒れて救急車で搬送、そのまま入院。輸血とレーザー照射で凌ぎ、病状が落ち着いた頃には、老人施設へ移動、現在は3つ目の施設に入所しています。

 毎週日曜日には、面会に行くのですが、目が合うといつも笑いながら手を上げて迎えてくれます。施設1階の食堂でおやつを食べながらお茶飲み、いつも「お前が小さいころ、お祭りでお宮さんへ行く途中、橋から川へ落っこちて、かあちゃん、びっくりして、反対側から飛び込んで助けたっけね。」と毎回同じことを話します。

 小学校にあがる前の出来事。自分もこのことは鮮明に覚えていて、この年まで忘れたことはありません。いまここにいるのも母が命がけで助けてくれたおかげといつも感謝しています。

 帰り際にはいつもハイタッチして、「また来るよ」「気を付けて行くさよ」「じゃあね」と、いつも決まった言葉で、淋しそうに送ってくれます。

 夫と子ども2人(姉・兄)を逆さで送り、一人きりになっている母を施設に入所させて、淋しい想いをさせている母に対する自責の念と、この年になるまで母と会話が出来る喜びと、そんな想いが交錯して、やたらと目頭が熱くなる今日この頃です。

 

いけがや(初老の前期高齢者)

2016年11月25日金曜日

ロールプレイ研修会


先日、私が所属する団体で2日間にわたり4つの事例の調停ロールプレイを行う、という研修会を開催しました。調停の基礎やスキルを学ぶ研修を受けたことがあっても、実践を経験できる機会はそう多くはないため、より実践に近い形で調停を経験する、ということを目的として開催したものです。
この研修会では、参加者全員が最低1回は調停人役を経験することとし、当事者役(申込人・相手方)も参加者全員で担います。参加人数に応じ複数のグループを作り、同時に同じ事例でロールプレイを行いますが、面白いのはグループごと違う結論に至ることです。長い時間、話が進展しないグループ、合意に達するグループ、解決の兆しが見えたところで時間切れとなるグループ。ただし、大切なのは結果ではなくその過程です。調停人のどのような働きかけが当事者に変化をもたらしたのか、あるいはもたらさなかったのか。ロールプレイのあと、各グループごと観察者の主導で時間をかけて振り返りを行います。調停人は当事者役がどのようなことを思っていたのかその場で聞くことができ、当事者役も、調停人の行動を自分の参考とすることができます。
ロールプレイとはいえ、役作りもしっかり行った上で調停に臨みますから、1日1つ調停をやればかなり疲労すると思いますが、それを2日間で4つもやるのですから、本当に大変です。にも拘わらず、もっとやりたい、という声があがったのには驚きました。日頃、調停の活性化を感じることはあまりありませんが、今回の研修会では地道に継続することが裾野を広げることにつながっている、という気がしました。

井口

2016年11月15日火曜日

大事なルール

何か物事を決める時、やり方はいろいろありますよね。やり方の中の1つに「ワークショップ」なるものがあります。

ワークショップ? 何それ? 何かのお店ですか?(自分は初めてこの名前を聞いた時、実際にそう思っていました・・・(笑))   いえいえ違います。ものすごく簡略化した説明ですが、ワークショップとは、会議の参加者がいくつかのグループに分かれ、全体の進行役の進行のもとに会議のテーマに沿って話し合いをしていくことです。(グループディスカッションのようなイメージです。)

最近、自分の住んでいる市のワークショップに参加したり、実際に進行する側を経験させて頂く機会がありました。大体、1グループ5人~8人くらいの人数で、男女比も半々で年代も様々。そうなるといろいろな意見が出るし、まとめるのも大変です。
でも、同じグループの人の第一印象と実際に話した後の印象の違いが面白かったり、全く意見が合わなかった人と話が通じ合えた瞬間の喜びを体験出来たりと、終わると「やっぱり対話っていいな」と思える経験をさせて頂いています。

会議である以上、ルールがあります。自分の市でのワークショップのルールは3つ。その中でも自分が大事だなと思うルールは、「自分ばかり話しません」というもの。ああ、心が痛い・・・。
話がのってくるとついつい時間を忘れて自分ばかり話してしまいますが、自分が話している時間は、相手はそれを聞いている時間ということ。対話をしたいから、相手の時間も大切にしていきたい。日常生活でもまだまだしゃべり過ぎて反省ばかりですが、この大事なルールを守ることを心掛けていかなければと思いました。

佐藤圭