昨年の年末から今年の春にかけて、初めて調停人として“ふらっと”の調停に参加してきました。
といって、私は、サブ調停人で、ほとんどの進行はメイン調停人が行っていましたが。
事案の内容は、ここでは詳しく述べることはできませんが、当事者が対話を重ねるごとに心境が変化していくのが垣間見えました。
3回の期日の中で、なかなか話し合いがまとまらず、私もメインの調停人も、当事者の対話が行きづまるごとに、何度も「互いに批判し合うのではなく、どうしたらより良い関係になれるか考えよう」という“ふらっと”の原則に立ち返るように働きかけことに努めました。
結局、合意には至らず調停は不調に終わりましたが、お互いに怒鳴り合うような喧嘩をすることもなく、冷静な対話によって、当事者双方がお互いの言い分を主張し、聴くことができたという点では、満足していただけたのかなと思っています。
井上史人
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