「どや?」
「ふや」
小学校のとき、担任の先生が、一番短くて情景が浮かんでくる
素晴らしい詩だと教えてくれた。
「どこへ行くの」「お風呂屋さんだよ」という意味だ。
幼稚園のときに見た一番言葉の少ない紛争解決の場面。
疲れて他人の車に手をついたおじいさんが(たまたま折りたたみの傘を
持っていた。)、車の持ち主Aに傷がつくじゃないかと怒鳴られていた。
をこに通りかかったBさん。
A「車に傷をつけたな××○・・・」
B「まあ、まあ、まあ、まあ」 両手を前に大きく突き出して制止するように。
A「だって、こないだ○○××・・・」
B「いいから、いいから」前に突き出した両手を大きく上下に振って。
A「なんだ××・・・」
B「まあ、まあ、まあ、まあ」
A「しょうがないなぁ~もうやるなよ」
おじいさんがうなづく。
「まあ、まあ」と「いいから」だけで場がおさまった。
今、ふと思い出し、Aさんは、言いたいことを全て話し、Bさんは傾聴し、
最後に合意があったのかと考えてしまった。
少し前の昭和の出来事でした。
管理人 橋本
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