先日、県主催の人権に関する講習会を受講しました。同和問題を始めとする差別、学校や職場でのいじめなど、人権に関する問題は法務省、都道府県などでも積極的に取り組んでいます。
講習会での1コマ、「人権の基礎的な力をつける」から一部内容を紹介します。
キーワードが4つ、それぞれ次のように説明しています。
①「自尊感情」(自信)
自分を否定するのではなく肯定的に認め、自分を価値のあるものとして思えるようになることである(あるがままの自分を受け入れる)。
そして、自分の立場と自分の生き方に「誇り」をもてるようになること。
②「コミュニケーション能力」(安心)
人の話や気持ちを聞いたり、質問したりする力である。そして、自分の気持ちや意見をはっきりと、相手への配慮を忘れずに表現する力である。
こうしたコミュニケーション能力は、ちがう文化や立場をもった人々と接する上でも大切である。
③「非攻撃的自己主張」(自由)
相手を傷つけず尊重しながら自己主張するということであり、わかりやすくいえば「わたしはこう思う」ということである。
相手に対する尊重の態度をもちながら素直に自分を表現することはなかなかむずかしいが、大切な技能(スキル)である。
④「協力できる力と仲間づくり」(参加)
人と協力できる態度や技能を育てることである。共通の目標に向かって協力しあう活動の中で、仲間の立場に気づき、助け合いや思いやりの態度を育てる。そして、自分がその集団の価値ある構成員であることを実感し、協調性を育み、相互依存という認識をもちはじめる。
以上紹介しましたが、ふらっとの活動、メディエーションと共通するところがたくさんありますね。
調停人候補者 池谷 道男
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