私達は、丘の上にある中華料理店で少し遅めの昼食を済ませて、支払いのためレジに向かった。対応してくれた店員の女性は、まだ片言の日本語しか話さないらしい。私は、おつりが無いように、代金をレジ机の上に置いた。彼女はそれをゆっくり片手に乗せると、もう一方の手の人差し指で真剣な表情で数えはじめた。そして、数え終わると顔を上げ、にっこり笑ってこう言った。
「うん、ちょうどいい。」
私達は、一瞬顔を見合わせ、そして、「ご馳走さま、おいしかったです。」
と言って店を後にした。私は、口元だけではなく目元も微笑み返しに協力したことを感じとった。
と返ってくるはずだ。
調停を支えるって、「ちょうどいい」探しを見守ることかもしれませんね!
管理人
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