2016年7月6日水曜日
~利用者からみた日本のADR~
(へえ、生まれて初めての感激って・・・何があったの?)
主要な弁護士会ADRセンター及び日弁連交通事故相談センターの利用者に対して実施した質問票調査の結果の紹介と分析結果を踏まえた、ADRの利用向上と手続・制度の改善に資する研究発表である。
調査の対象や方法といったリサーチデザイン、利用者がいかにしてそのADRの手続の存在を知り利用に至ったのか、内容別の分析(医療紛争、建物賃貸借紛争等)と当事者のニーズを探りそれを踏まえて手続実施者への教育や手続設計のあり方の検討(ADR研修でお世話になった入江先生の研究)、当事者のADRに対する期待と評価、利用者の満足はどのような要因に基づくものかの分析、手続に対する当事者の結果に対する反応とその要因等、ADRの今後の取組みへの課題がいろいろな視点から研究されていた。
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