今回は相続のお話。
私の事務所は人口3万人に満たないのどかな田舎町にあるものですから、予約なしでふらっと事務所へ来られるお客様がかなりいます。最近の相談で一番多いのは「相続」。
相続の相談で最近感じるのは、お亡くなりになったことで空き家となる不動産が以前より明らかに増えたこと。相続人間の話し合いがまとまらず、そのまま放置されてしまうと、いわゆる「空き家問題」へと発展してしまう可能性があります。
空き家への対処としては、①売却する、②貸す、③住む(もしくは別荘として使用する)などが考えられますが、以下のように、どれを選択するかで相続人の話し合いが難航する場合もあります。
相続人A「生まれ育った実家だから、すぐに売却したくない」
相続人B「空き家の状態が続くのは不用心だから、すぐに売るか、貸すべきだ」
相続人C「私達のだれかが住めばいいんじゃない?」
上記のように相続人の考え方がバラバラで、自分達だけでは話し合いがまとまらない。でも、相続人間の関係は決して悪くない。相続問題に詳しい中立公平な第三者に入ってもらい、お互いに顔を合わせて話し合いで解決したい。
そんなニーズが少なからずあるのではないか、また今後増えるのではないか、と私は思います。
将来、空き家が生じた場合の対処をめぐる案件に、調停センター“ふらっと”がお力になることができれば・・・本望です!
増田
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