2018年11月5日月曜日

アメリカの中間選挙の報道を見て

 みなさん、こんにちは。この原稿を書いているのは11月2日。肉付きの良い私でも肌寒く感じるようになってきました。みなさんも体調にはくれぐれもご注意ください。
 さて、普段政治に関心のない私ですが、テレビで盛んに報道されるので、11月6日(現地時間?日本時間?)に予定されているアメリカの中間選挙について、私なりに感じたことを書いてみます。
 日本のマスコミの報道をぼんやり眺め、聞いていると、トランプさんの共和党が負けそう、あるいは少なくとも日本のマスコミや評論家は彼らが負けることを願っている、そんな印象を受けます。しかし、私は、何となくトランプさんが勝つんじゃないかなぁ・・・。」と思っています。別にトランプさんが好きというわけではありません。むしろ、乱暴なことをいうし、自分勝手でわがままな感じがするし、独裁者みたいな危険な香りもするので、私は彼が政治の世界から去ることを願っています。それでもトランプさんが勝つと思うのはなぜか。それは、小泉純一郎さんの姿が重なるからです。
 小泉さんは、郵政民営化の際、それに反対する者を抵抗勢力と命名し、さらには自民党をぶっ潰すと言ったように記憶しています。これだけ聞くと、民主主義による政治が衆愚政治に陥らないための先人の知恵、すなわち議論を尽くすとか少数意見に耳を傾けるとかいったものを無視しているように感じてしまいます。しかし、当時の私、特に郵政民営化選挙の時の私は、そのような危険を察知することなく、小泉さんを支持していました。議論を重ねるだけで改革することのできない政治、小泉さんはそのような状況を打破してくれる、そんな風に思い込まされてしまったのでしょう。そして、理由は人それぞれだったでしょうが、多くの国民が彼を、小泉さんを支持したのです
 今のアメリカも、トランプさんを大統領に選ぶぐらいですから、当時の日本と同じような状況かな、と思います。対岸から見ていると「危ないなぁ」と思うことができても、渦中にいる者は危険に気づかないのかもしれません。
とにかく、私は、日本のマスコミの報道とは異なり、トランプさんあるいは共和党が勝つような気がします。そして、トランプさんが勝ったときには、嵐が過ぎるのを待つのではなく、対話を拒絶する相手方をどうやったら対話の場に誘うことができるか、ハードな彼を相手にそれを実現しなければならないのだろうと思っています。
小楠

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