2010年4月8日木曜日

話し合いは自然体で・・・


 初めまして。調停人候補者の古橋清二です。最近、私は農作業にはまっています。農作業を初めて半年ぐらいになりますが、以来、天候や気温、気圧配置などが気になって仕方ありません。
 それはともあれ、農作業をしていて「いいなあ」と思う点があります。まず、気分をリフレッシュすることができるということです。普段は、登記のこと、裁判のことなどをあれこれ考え、事務所内は法律用語が飛び交い、相談に訪れる方とお話しする内容も、一般的には日常的ではないような話を真剣な顔で議論し、夕方にはぐったりと疲れ果ててしまうのですが、農作業をしているとそうした日常をすっかり忘れることができるのです。そして、また、明日からの活力を得ることができるのです。
 次に「いいなあ」と思う点は、道行く人たちと、「えんどうが伸びたねえ」、「じゃがいもの芽が出たねえ」というたわいもない挨拶から始まり、まったく利害関係のない会話を楽しむことができることです。たぶん、農作業をしているときは、私の顔つきも普段とは違うのではないかと思います。
 私はまだ、ふらっとのADRで調停人をした経験はありませんが、できれば農作業をしている時の感覚で、「暖かくなりましたね」というような会話から始まり、当事者の方に自由に発言していただく空間を作り出して、紛争解決の場を作ってみたいと思います。(写真は、こぼれ種から発芽した小松菜です)

0 件のコメント:

コメントを投稿