2011年11月10日木曜日

”ふらっと”ロールプレイ講座 受講レポート

こんにちは、運営委員の井上史人です。

先日、“ふらっと”主催の調停ロールプレイ研修に参加してきました。
研修は、参加者がそれぞれ調停員役、当事者役、それを客観的に観察する役に分かれて、調停を体験するものですが、ロールプレイ研修ですので、それぞれの役割をシナリオに従ってただ演じるのではなく、研修主催者側から与えられた各紛争当事者の言い分が記載された紙面及び紛争事例シートに基づき、実際に当事者に成りきって、紛争解決に向けて話し合いをしていきます。
同じ紛争事例を、いくつかの班に分かれて、ロールプレイしていきますが、各当事者の性格や価値観の違いもあり、めでたく合意に達した班もあれば、合意に至らなかった班もあり、また、合意内容も同じ内容になるわけではありません。
私は午前の部では調停員役を、午後の部では当事者役を演じましたが、調停員役を演じていたときに、話し合いが上手くいかず、当事者役の一人が怒って、「帰ります。」と言い席を立ってしまうというハプニングがありました。
調停員同士で話し合い、当事者の意見を聞いたうえで、再度の調停期日を設けたという設定で、2回目の調停期日を開いたところ、無事話し合いは合意に至りました。
調停中に怒って席を立った当事者役の方に、後で振り返り(反省会)において、理由を聞いたところ、調停員の対応にも不満があり、感情のままに行動しようと思った結果とのこと。
研修講師の芝さん曰く、実際の調停においても、このような行動をする当事者もおり、その理由は人によって様々であるが、当事者の解決能力を信じて、如何に話し合いを終わらせずに、当事者が調停を続けられるように導くかが調停員としての腕の見せ所であるとのこと。
私は、まだまだ力不足だなぁと実感させられた研修でした。

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