2015年12月3日木曜日

ヒゲンゴ


非言語コミュニケーション。 

調停人は、当事者の発言以外にも、表情や仕草、醸し出す雰囲気などをよく読み取って、「こうは言っているけど、実際はどのように感じているのかな?」ということを考えたりしています。非言語の部分をまったく考慮しなかったら、きっと上っ面の理解だけで終わってしまいます。 

非言語コミュニケーションは、日常生活でも随所で重要な役割を果たしていますね。


例えば、赤ちゃん。

うちの生後2か月の赤ちゃんは、まさに非言語コミュニケーションのかたまりです。言葉を使わずに、火のついたものや、甘えたものなど、数種類の泣き声を使い分け、時には顔を赤くしたり、手足をばたつかせたりして、その感情を表現します。 

毎日その様子を見ているお母さん(妻)も、僕にはわからない微妙な泣き声の差異を感じ取ります。非言語コミュニケーションの上級者です。 

ついでに言うと、来週5歳になる上の子も、赤ちゃんを可愛く思う気持ちと、注目を奪われて疎ましい気持ちがないまぜになって、非言語でややこしい気持ちを表現してきます。いきなり蹴られたりします。 

うちではいま、非言語コミュニケーションが公用語となっています。
 

例えば、麻雀。 

当然、自分の手を相手に読まれてはいけませんし、逆に、相手の手を読まないといけません。ここでも、非言語が重要になってきます。 

普段饒舌なのに急に無口になったり、普段人の捨て牌を全然気にしていないのに、ある時だけ妙に注意深くなっていたりすれば、テンパイしてるのかな?と思われます。あ、僕のことです。 

上級者と対局すると、ひとつ捨てる毎に、自分の牌の並べ方の癖や、捨てる時の癖、狙う手の癖など、どんどん裸にされていく感覚があり、怖ろしいものです。目に見えない無言のプレッシャーを感じ、ガタガタになります。 

雀荘は、非言語コミュニケーションのトレーニング会場なのです。
 

あなたが気になる非言語コミュニケーションは、なんですか? 

ぜひ、非言語で教えてください。
(青野 雅之)
 
 
 

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