先日、仕事関係で知り合ったある会社の社長さんから、その社長さんが運営する婚活イベントのスタッフをやってくれないかと勧誘され、その婚活イベントにスタッフとして参加してきました。
婚活イベントというと、最近では町興しを兼ねて町全体の活性化のために、商店街ぐるみで婚活イベントを行っているところが結構ありますよね。
私が参加したところは、そういう趣旨ではなく、スタッフがボランティアで実行委員会を運営し、様々なイベントを企画して男女の出会いの場を提供するものでした。
スタッフとして手伝いながら、参加者のみなさんの様子を見ていると、積極的に話しかける人、みんなの輪の中にいるけどそれほど話をしていない人、輪に入れず一人で他の人の様子を眺めている人、いろいろな方がいます。
あまり人の輪に加わって話をしていない人を客観的に見ていると、もっと積極的に話しかけに行けばいいのになぁ・・・なんて思ったりしましたが、ふと我に返ると、もし、私も独身男性として参加者の一人になっていたら、おそらく中々、輪に入れずポツンとしているであろう姿が浮かんできました。
自分では簡単にできないことでも、他人のこととなると、もっとこうすれは良いのにと平気で思えるんですよね。
その婚活イベントのスタッフには、自分自身も婚活をしているという独身の方も何人かいたのですが、イベントが終わった後の打ち上げで話をしていると、単に参加者の一人として居るだけでは気がつかなかったことが、スタッフの視点ではいろいろと見えてきたと仰っていました。
立場が変わると、客観的な視点で物事を見ることができて、それまで気づかなかったことが見えてくることってありますよね。
紛争の当事者が、なかなか紛争が解決しないと頭を抱えているような問題でも、もしかしたら、客観的な視点で紛争の問題点を探ってみると、思ってもいなかった解決の仕方が見つかる、なんてこともあるかもしれませんね。
井上史人
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