2016年3月5日土曜日

大井川西小学校での人権教育の取り組み


昨年暮れ、人権擁護委員の視察会で焼津市立大井川西小学校に行って来ました。同校は平成26・27年度、静岡県教育委員会の人権教育指定校で、研究テーマは『「自分らしさが輝く子」~「自分から」がいっぱい、「思いやり」「支え合い」がいっぱい』、全校あげて取組んでいました。校舎に入ると大勢の児童が出迎えてくれ、校内も案内してもらいました。

この学校の特徴は、校内ばかりではなく、保護者や地域と連携した活動です。地域のカーニバルへの出店、地域の田んぼを借りて稲を育てる実践、高齢者施設への訪問、保育園・幼稚園との交流など、数多くの人たちとのふれあいを通して人権感覚を身に付けるというもの。そして研究の成果は、子どもたちの変容ばかりでなく、教職員の意識化、保護者への浸透も大きかったようです

人権意識は小学校の時期に身に付けると、将来的な効果が高いと言われています。多分この学校の子どもたちの大半は、将来、いじめとか虐待の場面に出逢ったとき、傍観者ではなく、何らかの行動をとってくれるのではないでしょうか。

帰りには、お土産に児童たちが育てた花の苗をいただきました。想いが残る視察会でした。
(いけがや)

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