2016年6月1日水曜日

お坊さんの派遣


数年前より、お坊さんの派遣サービスが始まっていますね。あのアマゾンが取り扱っている点でも驚きです。

このお坊さんの派遣サービスですが、このようなサービスに違和感を覚える人もそれなりにいると思います。正直私も、多少の違和感は禁じ得ません。

宗教的な行為をビジネスの対象としてしまうことに対する戸惑いだと思います。

仏教会からも、宗教行為を商品やサービスの対象とすることに対して強い批判があるようです。

一方で、料金体系も明確で判りやすいと利用される方がそれなりにいるようです。また、そもそも高額のお布施を受け取る宗教家に対して、宗教をビジネスとしているのは宗教家自身ではないかと反論される方もいるようです。

一昔前なら、こんなサービス考えられなかったですよね。

人の価値観は、時代によって刻々と変わっていくのだなとつくづく思いました。

私は、自分の親族の法要を行う際には、これまで代々お世話になってきたお寺にお願いしたいと思いますが、でも、たとえば、司法書士として就任した相続財産管理人として、被相続人とその先祖の供養を依頼する場合には、遺された相続財産の残額と、供養に係る費用との関係からお坊さんの派遣サービスをお願いしてみたくなるかもしれません。

 

ん? 時代の変化以前に、すでに私の中で立場によって価値観が変わっている?

いや、これは単なるご都合主義でしょうかね。

 
ちなみに、同職の知人にお寺の住職をしながら、司法書士をされている方がいます。ご葬儀から相続登記まで。これぞワンストップサービス!?(不謹慎と思われ方がいたらごめんなさい。)


井上史人

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