2012年2月13日月曜日

家庭裁判所の遺産分割調停

調停人候補者の池谷道男です。
先日、家庭裁判所の遺産分割調停に当事者の法定代理人として出席してきました。
当日、期日の時間に裁判所に出向き受付を済ませた後、待合室で待機していましたが、呼び出されるまでかなりの時間待たされ、イライラしていました。しばらくして調停委員の1人から呼び出しがあり、やっと調停室に入ることができました。
調停室に入ると円卓のテーブルに調停委員2人と当事者が対面するような配置で着席しました。申立人と相手方が時間をずらして別々に呼ばれ、それぞれの話しを聴いていく別席調停のやり方です。
 想像していたような調停の進め方でしたが、2人の調停委員、それぞれ一生懸命やっているなあとは感じたものの、話しの聴き方、調停の場の進め方など、もう少しうまくできないかなあと思いました。今回の遺産分割調停は、古くからの親族間の対立が根深くあり、話し合いを纏めるのは大変なことと思います。
そんな中、ふらっとでやっているような同席調停で、調停人が双方の会話を促進し、話し合いの場を支えてくれるような調停が出来ればいいなあと感じました。いつの日か、このような遺産分割調停をふらっとで扱うことが出来たらなあと思いつつ………。