2013年8月19日月曜日

シリーズ ~ 調停の進め方⑦

調停人の選任

相手方が調停による話し合いに応じる場合、センター長は、手続実施者(調停人)名簿に掲載されている候補者の中から調停人を選任します。
調停人は原則として1名が選任されるが、現在のところ“ふらっと”では、2名体制を取ることが多いです。
調停人が決まると、事件管理者より両当事者に対し、選任された調停人の氏名を通知することとなります。また、第1回調停期日が決定した際には、調停期日通知書に改めて調停人の氏名を記載することとしています。 (中里)

2013年8月13日火曜日

シリーズ ~ 調停の進め方⑥

相手方の応諾確認

事件管理者は“ふらっと”における調停の特徴や手続きの概要などを説明したうえで、相手方に「調停に出席してほしい」と要請します。

相手方がこの要請に応じる場合、事件管理者に対し次の事項を告知し、調停手続が進行して行きます。
なお、相手方によるこの告知は書面による必要はありませんので、電話・メール・FAXなどの適宜の方法で構いません。
a 調停の実施を依頼する旨
b 相手方の連絡先
c 代理人を選任したときは、代理人の資格、氏名、住所および連絡先
d 調停人(手続実施者)を指名するときは、その旨および指名する調停人の氏名



相手方がこの要請に応じない場合や何の回答もしない場合、調停は終了します。
この場合、事務長が「調停手続終了の決定」をし、申込人に対して、調停手続終了のお知らせを送付することになります。 (中里)

2013年8月6日火曜日

ハーモニー


少し前から、“昔取った杵柄?”でアコギを始めました。

一人で弾いていても寂しいので、相方を見つけてユニットでやっています。

課題曲を決めて各自でコピーしてくるのですが、楽譜もありませんし、原曲には複数の楽器が入っていますので、コピー(アレンジ)の仕方によって、最初はうまく噛み合わないことも多いです。

練習のときに相方の弾き方を確認して、次回までに相方の演奏に合ったフレーズとリズムを準備していきます。

バンドの時はドラムがリズムを作ってくれましたが、このスタイルだとパーカッション無ですので、相方と息を合わせながらリズムにのるのが重要になります。・・・これが、なかなか上手くいかないのですが・・・ 

こうして互いのリズムとハーモニーが揃い、曲中に阿吽の呼吸でテンションとスピートがあがって盛り上がれた時などは「ん~気持ちいい~」といった感じです。~だから、止められません~

日常の人間関係も、互いのリズムとハーモニーを合わせるのが大事かもしれませんね・・・

花田

シリーズ ~ 調停の進め方⑤

相手方への通知

相手方の出頭を強制できない調停手続きでは、相手方にいかにして調停してもらうかが最大のポイントとなります。
このため、相手方とファーストコンタクトを取ることになる事件管理者の役割はとても重要なのです。

相手方の警戒心や不信感を払拭しつつ、“ふらっと”という組織や“ふらっと”の調停に一定の理解を示してもらえるよう、事件管理者は特別の研修を積んで実践に臨んでいます。

また、事例検討会を通じてノウハウの積み重ねにも努めています。(中里)

2013年8月2日金曜日

シリーズ ~ 調停の進め方④

受理・不受理の決定

申込人から提出された調停申込書は、事務長により形式や内容が審査されます。
申し込まれた事案が性質上、調停を行うのに適さないと考えられる場合や、“ふらっと”の取り扱うことのできる事案(紛争の目的となる価額が140万円以内の民事に関する紛争)に該当しない場合は、不受理決定がなされます。

事案を重ねると、受理すべきか不受理とすべきかの判断に迷うようなケースはいくつも出てきますので、事務長はこのような場合、運営委員会に意見を求めることができるようになっています。

申込みが受理されると、相手方との調整役等を担う事件管理者(ケースマネージャー)が選任されます。“ふらっと”では、利用申込相談員がそのまま事件管理者に横滑りするケースがほとんどです。
また、仮に不受理となった場合、提出され調停申込書と添付書類は申込人に返却されます。 (中里)