2014年7月29日火曜日

二人だけ

我が家では昨年春に二女が大学進学し、妻と二人だけの生活が始まりました。

学校や塾への送り迎えや受験の心配などからは解放されたわけですが、これまで子供たち中心の家庭生活がガラリと変わったわけです。

それまで家で夫婦の会話といえば子供のことばかりだったのですが、「さて何を話したものか・・・」

テレビも、妻はドラマ、私はバラエティーですし・・・仕事のことは家では話さないようにしてますので・・・(沈黙)

ふらっとの委員を退いてから、“メディエーション”等とは縁遠くなっていましたが、ここは“メディエーション”で学んだことを活かすときでしょうか~                                                ハナダ       

2014年7月15日火曜日

センター長の小澤です

センター長の小澤です。

 現在、私は、日本司法書士会連合会の常任理事として、ADRを推進する委員会の担当もさせていただいております。
 
 本年3月17日,法務省に設置された「ADR法に関する検討会」(構成員:法律実務家,学者,有識者等)は,法務大臣に対して,「ADR法に関する検討会報告書」を提出しました。

 この報告書は,裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律(ADR法)附則第2条で,「政府は,(中略)この法律の施行の状況について検討を加え,必要があると認めるときは,その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。」と規定されていることを受け,同検討会において議論を行い,その結果を取りまとめたものです。

  報告書の詳細は、こちらです。http://www.moj.go.jp/housei/adr/housei09_00059.html
 
    そして、この報告書の主要項目の一つとして、
 
「各ADR事業者の専門性・特殊性や当該ADRを利用する利点等を整理した一覧性のある資料を作成するなどの活動を通じて,各事業者の意識化・明確化を促進すべき。」

とされております。
 
 これを受けて、法務省に「かいけつサポート」のページが開設され、ここに認証ADRセンターの一覧が掲載されています。

 是非ご覧になってください。
 
 http://www.moj.go.jp/KANBOU/ADR/

 

2014年7月14日月曜日

たゆたえども沈まず


人生よいことばかりではないですよね・・・

 
と、いきなり始めましたが、私が今、絶望の縁に立っているというわけではありません。

Fluctuat nec mergitur

「たゆたえども沈まず」という意味のラテン語で、フランス・パリ市の紋章(帆掛け船)に書かれています。

古来、パリの中心部に大きな勢力を持っていたセーヌ川水運組合の紋章にラテン語で書かれていた言葉です。
 
たゆたう(揺蕩う)
『ゆらゆらと揺れ動いて定まらない。ただよう。』[広辞苑]

どんなに自然が猛威を振るってセーヌ川の波に船が揺さぶられたとしても、船は沈まない、沈ませてなるものかという船乗りの心意気を表しています。

誰にでも逆境に立たされることがある。そんなときは、あがいていい、もがいていい。沈まぬように、潰れぬように気をつければ、必ず乗り越えられる。

取り返しのつかない(と思えるほど)大きなミスをしてしまったときなど、自分なりの崖っぷちに追い込まれたとき、私はこの言葉を思い出します。学生の頃、フランス語の辞書(私はフランス語を専攻していました)の表紙に「Fluctuat nec mergiturと自分で書いたこともありました。
 
我慢に我慢を重ねて、あるとき耐え切れなくなってポキリと折れてしまわぬよう、ゆらゆらと揺れ動く帆掛け船のように。

我々司法書士や弁護士などの「士業」においても自死が問題になっているという話を聞いて、思いました。
                                                       増田真也

2014年7月10日木曜日

ケースマネージャーの悩み③

どこまで相手方に踏み込むか?

調停の席についてもらいたい気持ちが強まると、相手方の要望を聞き入れたり相手方の言い分に耳を傾けたりしがちです。
しかし、中立・公平・公正を理念におく「ふらっと」の調停では、ケースマネージャーの相手方への極端な肩入れが調停の進行に思わぬ障害を与える可能性もあります。

「ふらっと」への猜疑心でいっぱいの相手方に対し、その疑問や不安を取り除きながらも一定の距離を保つことが、ケースマネージャーに求められるんです。    (中里)

Win‐Winの順番

Win‐Winは、ふらっとが目指す理想の形です。
話し合いによって、お互いが納得することを意味しています。

話し合いの中では、ついつい自分のWin(納得)を
先に目指してしまいます。
確かに、自分が納得できなくて話し合いをしているのですから
当たり前かもしれません。

WinーWin大切さはわかっているけど、
まずは自分のWinが先。
自分が納得できたら、相手が納得できるように
少しくらい考えてあげてもいいかなという感じですよね。

でも、お互いが自分のWinを優先しているうちは、
平行線のスパイラルからは抜け出すことはできません。

実は、この平行線のスパイラルを抜け出すきっかけが、
相手の心の中に生まれるWinの種なのです。

Winの種とは、相手のことを理解することから生まれる
相手の心の中のスペースです。相手の心にスペースができると
自分の言葉や思いがそこに入り込みます。
すると、相手も自分のことを理解しはじめるのです。
つまり、自分の心の中に相手の言葉や思いを受け止める
スペースを先に作ることと言ってもいいかもしれません。

理解することで理解されるのです。

相手のWinが先、自分のWinが後。
Win‐Winには順番があるのです。

副センター長 名波直紀

2014年7月3日木曜日

ケースマネージャーの悩み②

ファーストコンタクトをどうするか?

一番簡単なのは、申込人が相手方への連絡方法を指定してくれているケース。
しかも、申込人から相手方に「こういう方法でこういうところから連絡が入る」と伝えてくれてあればベスト。

でも、そんな至れり尽くせりの申込人は、そうはいません。
だいたいが、トラブルの相手方にあえて連絡なんてしたくない! と考える方がふつうです。

電話? 手紙? メール?
電話なら携帯でもいいの? 時間帯は?
手紙なら文面は?
それとも会ってみる?
いきなり訪問するのもどうだろう・・・

ケースマネージャーは、相手方の年齢や職業、生活スタイル等に思いを馳せ、効果的なファーストコンタクトを選択しているのです!  (中里)

ケースマネージャーの悩み①

新シリーズを始めることにします。
(前回は中途半端に終わっちゃいました。機会があれば続きを書きますが、一旦終了。ご容赦を!)。

ADRの肝は、「いかに相手方を調停の席に着かせるか」だそうです。
この、合意成立のための重要なファクターを担うのが、ケースマネージャー。

ある日突然、「ふらっと」という得体の知れぬ組織から電話を受けた相手方。
「巷で流行りの詐欺話か?」と警戒しながら話を聞いていると、自分が抱えるトラブルについて「話し合いをしてみないか」だって???

多くのケースで、初動における相手方の「ふらっと」に対する印象はこんな感じじゃないのかと推測します。
この状態から「席に着かせる」ことは、並大抵の作業ではありません。

ケースマネージャーは、この大仕事を担うため、さまざまな悩みを抱えながら日々修練を重ねています。
はたから見れば、「そんなのどーでもいいじゃん!」というようなことにまで、真剣に悩み苦悩するケースマネージャーの姿を、少しずつご紹介してみます。

調停のウラ事情、少しでも知っていただければ幸いです。  (中里)

2014年7月2日水曜日

Rcafeしずおか コミュニケーションを学ぶ時代






平成21年から静岡県青年司法書士協議会主催で
2カ月に1度、「Rcafeしずおか」を開催しています。
”ふらっと”の指定研修になっていることもあり、
”ふらっと”のメンバーも多数参加しています!

Rcafeしずおかでは、コミュニケーション・メディエーション
を学んでいます。
どなたでも参加できます。無料です。


獣医師、農家、経営者、会社員、主婦、学生
公務員、弁護士、司法書士、社会保険労務士、
行政書士、土地家屋調査士、美容師、教員・・・などなど
口コミで参加者は増え、異業種交流の場にも
なっています。


「コミュニケーション」なしで生きていける世の中は
ありません。
夫婦・親子・友人関係・職場の人間関係等
人間関係で悩む人は少なくありません。

どうせなら楽しく、学んでみませんか?


次回、Rcafeしずおかは、平成26年7月18日(金)
19時から静岡県司法書士会


講師は”ふらっと”副センター長名波直紀さんです!!
『信頼のチカラ』と題して、お送りします。
お楽しみに。

参加希望者はふらっとまでお問い合わせください。