2009年11月25日水曜日

ありがとうございます

こんにちは、運営委員の鈴木です。


最近、めっきり寒くなりましたね。
こたつが恋しい季節です。

いきなりですが、
ふらっとのブログの右側に、読者になるという欄がありますよね。

今まで、読者はいなかったと思うのですが、
さきほど見たら、読者が一人増えていました!

祝・読者第一号ですね♪
詠時さん、どうもありがとうございます。

これからも、市民の皆様に、読んで頂けるような、ブログを目指して、
運営委員一同、頑張ります!


宜しくお願い致します。

2009年11月20日金曜日

ケースマネージャーの役割

 運営委員の池谷です。この度ふらっと1号のケースマネージャーを担当したことから、今回はケースマネージャー(事件管理者)について書こうと思います。
 ケースマネージャーは、調停の申し込み受付、相手方への連絡、期日の設定、場所の設定、書類の管理など、メディエーションの入り口から出口までを担当する重要な役割を担います。

 ケースマネージャーにとって最初の大仕事が相手方への連絡です。相手方は、申込人との紛争について怒り、不満、不安などを抱えているはずです。そんな中で「何で自分が出ていかなければならないのか」「仕事が忙しくて行ってられないよ」とかの否定的な発言や、「この調停をやって本当に解決できるの?」「裁判所の調停とどう違うの?」とかの調停に対する疑問の発言などが出てきます。それでも話し合うことのメリット、調停の中立公正性、相手との関係修復を図れることなどを懇切丁寧に説明しながら、参加を促します。参加の回答をもらって調停の場に出てきてもらえれば、調停の半分は成功したと言えるかも知れません。

 かつて受講した研修の中で、ケースマネージャーが調停の中で見据える重要な視点は何かと問われたことがありました。それは「紛争解決」ではなく「当事者支援」だということでした。当事者が現状で抱えている問題、課題を把握したり、当事者が相手のことをどう思っているのかを知ることが大切だということでした。
 また、ケースマネージャーが陥りやすい罠として、「転移」(利用者がケースマネージャーに依存してしまう)や「逆転移」(利用者にのめりこんでしまう。調停を押し付けてしまう。)も警告しています。

 ケースマネージャーは調停全体を通して、当事者と直に接する重要なポジションにいます。先日、事件管理者・法令研修会が行われましたが、この研修で単位を取得し、名簿登載する若手の司法書士がいよいよ実務を担当することになります。これまでの研修で蓄えた知識や技法をいよいよ発揮する時が来ます。一人でも多くの司法書士がケースマネージャーの仕事ができることを期待します。

2009年11月10日火曜日

紛争を解決する手段としての「ふらっと」のメリットは?Vol.3

 センター長の小澤と申します。ようこそ「ふらっと」のブログへ。運営委員の皆様、全員筆が早いようで、もう三巡目でございます。

 さて、本題の続きです。「貸したお金を返せ!」という訴訟の場合、受任した司法書士としては、主として次の点に注意を向ける・・・・とうのが前回のお話でした。

1.誰に、いつ、いくら貸したのか。
2.どのような事情で貸すことになったのか。
3.借用書はあるのか。
4.相手方の資産はあるのか。

 そして、究極的には、4に力点を置くことが多数であろう・・・ということでありました。

司法書士「大体の事情は把握できました。ところで、相手方にはどのような資産があるかご存知でしょうか?」
相談者「多分、ほとんど無いと思います。」
司法書士「相手方がお住いのところは、持ち家でしょうか?」
相談者「いえ、賃貸アパートです。」
司法書士「そうですか。それでは、勤務先はご存知でしょうか?」
相談者「いえ、知りません。以前の勤務先は辞めてしまったようです。」
司法書士「そうですか。その他に相手方の経済状況についてお知りになっていることはありますか?」相談者「いえ、よく知りません。」

 この後、費用対効果(端的に申し上げれば、裁判手続をとった後の回収の可能性などについて)の説明をすることになるでしょう。そして、それを聞き、正式な依頼を断念する・・・という相談者は少なくないと考えられます。

 しかし、上記2について力点を置いて考えてみることによって、相手方の任意の履行(つまり、相手方の自発的な返済)が期待できるのでれば、裁判→強制執行という方法に拘ることなく、相談者の期待に沿えることが出来るかもしれません。

 もちろん、裁判による一括請求を求めるのではなく、民事調停によって、相手方の経済的事情に配慮した分割返済を求めることによって解決が図られる場合もありましょうし、司法書士を代理人として相手方と交渉してもらい、分割返済の和解をするという場合もあると思います。

 続く・・・

2009年11月9日月曜日

新しい紛争解決~「ふらっと」ADR体験講座~

                                                         







みなさん、こんにちは。

事務長の芝です!寒くなってきました。
冬が苦手なので辛い季節の到来です。

さて、先週の土日にNACS静岡さんにお招きを受け、
副センター長名波と芝で表題講座の講師をつとめてきました!

写真は熱弁をふるう名波副センター長です。

NACS静岡(日本消費者アドバイザーコンサルタント協会 静岡支社)は
法テラスの方、消費生活センターの相談員の方、会社員の方等々、
さまざまな方々で構成されています。
みなさんに共通するのは、エネルギーが溢れていて、好奇心旺盛で、
はつらつと していること!
積極的に参加してくださり、私たちも楽しく2日間過ごすことが出来ました。

NACS静岡のみなさん、ありがとうございました。

ふらっとでは随時出張講座を行っています。
内容は要望に合わせて打ち合わせを致します。
ADR、ふらっとの「話し合い」に関する講座はもちろんのこと、
コミュニケーションに関する講座、企業の社員教育、新人教育等も
お受けしています。
お気軽に054-282-8741までお問い合わせください!