2022年6月5日日曜日

トラクターの世界史

世界を変えるほどの発明は何かと聞かれたら、皆さんは何を思い浮かべますか?


印刷機?

羅針盤?

自動車?

飛行機?

コンピューター?


おそらくこの質問に対して「トラクター」と答える人はいないでしょう。

でも、『トラクターの世界史』という本を読み終えた人の何割かは、人類史におけるトラクターの重要性に気が付くはず。


農業においてもっとも基本的な作業は、畑を耕すこと。

でもそれは、もっとも過酷な作業でもあるのです。


トラクターという「耕す」ための機械が登場することで

農作業の負担は大幅に軽減し、農業従事者は田舎を離れ

工業に従事するようになりました。


また、農作業に馬の力を借りずに済むようになると糞を肥料にしなくなり

化学肥料が用いられるようになります。


こうした変化は食糧生産の効率を大幅に向上させるのですが

人口が増えすぎるという負の側面ももたらすことになったのです。


例を挙げるときりがないのですが、

畑が平らなのも、原油の価格が食糧の価格に影響するのも

みんなトラクターの登場によるものなのです。


この本のおかげで、私は以前よりほんの少しだけ世界が違って見えるようになるほどの衝撃をうけました。




ところで


みなさんの身近にも、世界観が変わるようなものがあるのです。

ADRという紛争解決手段なのですが・・・

利用してみませんか?


竹下

2022年5月9日月曜日

ドライブ・マイ・カー

単行本ではわずか49頁しかないこの物語がどんな脚本に生まれ変わるのか。楽しみに観た直後、正直言って全てを理解することはできず、引っかかる何かが若干残ったものの(それが村上春樹のエッセンスを損なっていない証左かもしれない)、「自分の心と上手に、正直に折り合いをつけていく」という台詞だけは胸に残り続けた。

“ふらっと”でも「折り合いをつける」という言葉を使うことがあるからかもしれない。

そこで、改めてこの言葉を検索してみると「交渉において、互いにある程度譲り合って双方が納得できる妥協点を定めること。互いに意見や立場が対立しないポイントを見出すこと。」とある(Weblio辞書より)。

私が“ふらっと”で「折り合いをつける」を使うときは、互譲という対相手方のスタンスではなく、自身を見つめ直すことで、自分の気持ちを整理し、自分が納得できるポイントを見つけるという対自分のスタンスで発していたので、ドライブ・マイ・カーの台詞が刺さったのかもしれない。

“ふらっと”で私が調停実施者(調停人)を担当するときは、当事者が、自分自身に折り合いをつけることができるよう努めたい。

 

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(あらすじ:映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイトより)

舞台俳優であり演出家の家福(かふく)は、愛する妻の音(おと)と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう――。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻の姿をオーディションで見つけるが…。
喪失感と“打ち明けられることのなかった秘密”に苛まれてきた家福。みさきと過ごし、お互いの過去を明かすなかで、家福はそれまで目を背けてきたあることに気づかされていく。

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これほど3時間が短いと思った映画は久しぶりです。何度も観たくなる映画。アマゾンプライムで観なおしました。その日は前後に何も予定を入れず、じっくり観るのがお薦めです。


増田

2022年4月26日火曜日

調停人のスキルは応用できる?

調停人のスキルで最も重要で基本となるのが「聴く」スキルです。

「聴く」トレーニングのためだけに何百時間もかけると言っても過言ではありません。

「聴く」ことによって人の潜在意識の中に眠っている「答え」を引き出すことになります。

一方、コロナ禍の中で、ZOOM等によるコミュニケーションが当たり前のようになってきました。

オンラインによるコミュニケーションでも「聴く」ことはとても重要となります。

もちろん、オンラインであろうがリアルであろうが、コミュニケーションにおける重要な要素は変わりありませんが、オンラインでのコミュニケーションでは、リアルで行っていることをより意識的に行う必要があると感じています。

1年前くらいから、私は、様々な背景を持つ方々とフェイスブックライブを行っています。ZOOM会議に「発信」という要素が加わった感じです。そこでの私の主な役割は、ファシリテーターとしての役割です。誰が決めたわけでもなく自然とその役割を担うことになっていました。これには、調停人としての経験が自然と活きていると感じています。特に、経営者と対話をするときには、その方の「強み」にフォーカスします。「聴く」ことでその方の「強み」の源泉にたどり着くとその方に「自覚」が生まれます。「自覚」によるその方の変容が楽しくてやりがいを感じます。そして、その「変容」の瞬間が調停人のスキルの可能性を感じる瞬間でもあります。

名波


2022年3月7日月曜日

静岡県人の県民性?

法律相談を受けていると、ときどきびっくりするぐらい昔のことを相談されることがあります。

例えば、10年とか15年も前に亡くなった父または母の相続に関して、相続財産を管理をしている兄弟から、未だに遺産分割の話をしてこないのだがどうなっているのだろうか?とか、10年以上前に知人(または兄弟に)に数十万円とか数百万円のお金を貸したのに、返してもらっていない等。

法律家からすれば、どうしてそんなに長い間紛争を放置しておいたのだろうと疑問が湧く一方で、静岡県外出身の私には、これってのんびりしている静岡県民の県民性なのかしら?と思うこともあります。

まあ、紛争の当事者からすれば、相手方との関係を悪くしたくないので、なかなか言えなかったというが実情なのでしょう。

紛争の解決方法といえば、裁判や和解交渉がイメージしやすいですが、「放置」というのも紛争解決の方法として選択肢の一つとなることがあります。

ただ、紛争を放置しておいても、それが良い方向で解決することはあまりないと思います。

相手方との関係性を大事にしながら、紛争解決を望むのであれば、”ふらっと”を利用して、話し合いをしてみることをお勧めします。


井上

2022年2月5日土曜日

『腹の中には○○がある?』

『腹を割って話す』

対話する際、本心をさらけ出して言葉にするという意味があります。

古来より日本では、本心・本音は腹の中にあると考えられていたといいます。

言葉からもその考えは表れており、腹黒い、腹が立つ、腹に一物、腹を探る、などなど。

物騒なところでいえば、武士の切腹も腹を切り、中身を見せることで自身が潔白であることを示す意味もあったとかなかったとか。


頭ではなく腹にこそ心があるというのは、対話のヒントになるかもしれません。

『本音で対話するには腹が大事。』というとなんのことやらという気もしますが、こと姿勢に関して考えるとあながち間違っていないと思われます。

腹(へそ)を相手に向けることによって、自然と視線も体も相手を向くことができます。

対話をしている気持ちになってみてください。

しっかりと正対してくれる相手とどこか横を向いて話す相手。どちらとより会話をしようと思うでしょうか。話しを聞く際は、相手の方を向き真摯に話しを聞くことが重要であるとよく分かります。


しかし、実際には感情のもつれから向かい合って話し合うことができない人もいらっしゃいます。そんな方達に、腹を割って話し合うことができる場を提供することに腹を据えて取り組んでいきたいです。


小野

2022年1月5日水曜日

「・・・順番、逆じゃない?」

 とある場面にて。【】はLINEでのやりとり。

 

(相手の状況を察し、忙しいであろう日時は避けたうえで。)

A「トゥルル…」

B「何⁉今忙しい!こんな時に電話かけてくんなよ!」

A「え、そ、そりゃ悪かった。後で折り返し頼む。」

B「もしもし、さっきはびっくりしたわ、いきなり電話かけてくんなよ。」

・・・後日

A【忙しいところ申し訳ない、これから電話かけてもいい?】

B【いいよ。】

A「トゥルル…」

 

さて、この電話をかける前にLINEで確認をするという行為、最近よく見かけます。

いきなり電話をかけるのは相手に失礼だ、という風潮。

 

・・・順番、逆じゃない?

 

①まずは電話をかける(相手の状況を察して日時は空気を読む)

②電話に出られないなら、そのまま出なければ良い話で。

③ああ、電話に出られないという事は何か理由があるんだな、とこちらは判断。

④そこではじめてLINEの出番。

【忙しいときにごめんよ。後で折り返し頼む。】

【用件だけ入れとく。後で折り返し頼む。】

 

のほうが・・・どちらかと言えば・・・本来の順番だと思う今日この頃。

もちろん場面によりけりですが。

 

(あ、無理して電話に出てキレるくらいなら出ないでいただきたい、というツッコミに関する議論はまたいずれ。)

 

窪田

2021年12月7日火曜日

文字だとちょっと恐い人

文字だとちょっと恐い人っていますよね。

メールとか、何かの書き込みとかで。

恐いというか、素っ気なくて、文字から表情が読めない人。


普段から物静かなタイプの人だったら、その物静かな感じを頭に浮かべられるので、まあ大丈夫です。

これが、普段は底抜けに明るくて、この人の声、笑い声しか思い出せない、みたいな人が、こちらから


「〇日、〇〇の件でよろしくお願いします!早めに行って、先に準備してますから、〇〇さんはゆっくり来てもらえば大丈夫ですからね~(^-^)」


て送ったメールに、


「はい」


て返ってきたりすると、画面の向こうの表情が想像できなくて、ドキドキします。


で、〇日に実際お会いすると、やっぱりいつもどおり「ダハハハハ!」て笑ってくれるので、安心します。


一回不安になって、ホッとする。また落とされて、上げられる。


これを繰り返していると、二人の関係性がだんだん強固になっていくんでしょうか。

いくんでしょうねぇ。


青野