2012年9月26日水曜日

シリーズ ~ “ふらっと”を支える人たち⑤

このシリーズ、まだ続いてます・・・

前回までは、調停の現場を支える役割についてご紹介してきました。
いわば、“ふらっと”の 「表の顔」 です。

5回目の今回からは 「裏の顔」。
“ふらっと”という組織の運営を担う役割についてご紹介します。
引き続き、ご笑覧を!

はじめに取り上げるのは、「センター長」。
文字どおり、“ふらっと”の代表です。

「センター長」は、“ふらっと”創設当時から(多分、これからもずっと・・・)、小澤吉徳さんが務めています。

「センター長」の役割は多岐にわたりますが、調停利用者のみなさんと関係が深い場面として、調停人の指定もその仕事の一つとなります。

一方、“ふらっと”では、「センター長」は調停人となることができません。
調停人がふらっと”という組織から影響を受けたり、恣意的な進行をしたりすることなく、中立・公平・公正な調停を進めるためには、組織運営に従事する者と調停の現場を担う者とを、可能な限りすみ分けすべきという考えから、このような規定を設けているのです。

中里

2012年9月25日火曜日

法の日


「法の日」って、御存じですか? 毎年10月1日は、法の日と定められています。


「法の日」は国民が、法の役割や重要性について考えるきっかけとなるように設けられもので、毎年10月1日から1週間は、法の日週間として、全国各地の弁護士会や司法書士会で無料法律相談会が開催されます。

 静岡県司法書士会でも、10月は、県内各地に特設会場を設けて無料相談会を行いますので、詳しくは、静岡県司法書士会のホームページをご覧ください。

 今年は、司法書士制度が始まって140周年という記念すべき節目の年に当たります。

 司法書士は、明治5年に代言人、証書人とともに代書人としてスタートしました。代書人とは、本人に代わって書類を作成する人ですね。

 当時は、今のような義務教育がない時代であり、文字を読み書きできない方もたくさんいましたので、そのような方からの委嘱を受けて書類を作成する職業として現在の司法書士につながる代書人制度がスタートしたわけです。

 ちなみに、代言人は現在の弁護士、証書人は現在の公証人に当たります。

 司法書士制度は、平成15年に改正法が施行され、改正法によって認定司法書士は、簡易裁判所で扱う140万円以下の民事に関する紛争事件(家事事件は除く)について、相談に応じ、また、紛争当事者から依頼を受けて代理人として相手方と和解交渉したり、訴訟行為を行うことができるようになりました。

 法律問題でお悩みの方は、この機会に法律相談を受けてみてはいかがですか?

 事件によっては、“ふらっと”を利用して、相手方との対話で紛争解決を試みることをお勧めします。

井上史人

2012年9月18日火曜日

下町人情

9月も後半に入ったのに、いつまでも暑いですね。~私は、どうも夏バテのようです・・・。


東北震災の相談へ向かう前日に東京に前泊したとき、予約したビジネスホテルを探して裏路地をしばらく歩くが、そろそろ見えるはずだと思ってもなかなか出てこない。

前方に80歳位のおじさんを見つけ「○○ホテルはどうやっていけばいいですか?」と尋ねると、「何て失礼な奴だ!」との返答。続けざまに「俺が何をしてるのかわからないのか?仕事中だぞ。」「急がしいところスイマセンが・・・位のことを言うのが礼儀だ」と切り出された。

よくよく見ると自転車の荷台の上で何かを仕分けしているようである。

しかし、この激昂ぶりは何故だと思って聞いていると「お前は見込みがありそうだから言ってるんだ」とか「最近は携帯電話の地図を見ながら歩く奴が増えて、道を尋ねる輩はめっきり減った」と話し出した。

そうか!ここは東京の下町なんだ・・・と始めて気が付いた。

その後も、かれこれ20分位あれやこれやと話をして、道を聞き、ビジネスホテルへ向かったが、下町人情に触れ温かい気持ちになったひと時だった・・・。

花 田

2012年9月11日火曜日

反貧困全国キャラバン2012に参加しました!

 センター長の小澤です(^^ゞ

 平成24年7月12日から、~人間らしい生活と労働の保障を求めて、つながろう!~という合言葉をテーマに、標記キャラバンがスタートしています!

 全国クレサラ問題対策協議会、全国クレサラ被害者連絡協議会、生活保護問題対策全国会議、非正規労働者の権利実現全国会議、全国青年司法書士協議会、人間らしい労働と生活を求める連絡会議、反貧困ネットワーク、労働者福祉中央協議会らが呼びかけ団体となり、反貧困全国キャラバン実行委員会が主催するものです。

 7月12日に那覇市を、7月14日に釧路市をそれぞれ出発して、南と北から2台のキャラバンカーが全国47都道府県を駆け巡りながら、貧困問題の解決を訴えています。

 主催団体の趣旨文と取り組みの概要は次のとおりです。


 いま社会全体に貧困が蔓延しています。
 非正規労働者はいまや全労働者の3分の1を超えています。女性や若者世代では過半数が非正規で働かざるを得ないのが現実です。どんなに働いてもまともな暮らしができないし、いつ仕事を失ってしまうかわからないという不安と隣り合わせの生活です。
 社会保障や社会福祉などセーフティネットも、十分に機能していません。窓口ではいまだに違法・不当な対応が横行していますし、必要な予算や人員が確保されていません。
 社会の格差も急速に拡大しています。一握りの大金持ちにますます富が集中する一方で、大多数の市民は必死で働いてもギリギリの苦しい生活からなかなか抜け出せません。
 自殺者は14年連続で年間3万人を超えており、餓死や孤独死も相次いでいます。
 このままでは,未来に希望が持てない社会となってしまいます。
① 私たちひとりひとりが「人間らしい生活と労働を!」との声をあげ、貧困の蔓延と格差の拡大にストップをかけましょう。
② また、私たち自身が抱えている様々な問題・困っていることを解決するには何が必要なのか、どうしたらよいのか。あらためて、地域の皆さんとつながり、私たちの中から、そして地域から、私たち自身の課題と取組を見つめ、話し合いましょう。
人間らしい生活と労働の保障を求めて、つながろう!
 取り組み内容
(1)2台のキャラバンカーが北海道と沖縄をスタートして、全国47都道府県を巡回して貧困問題の解決を訴えながら、ゴールの東京を目指します。
(2)キャラバンカーの運行にあわせて街頭での宣伝活動をするほか、各地の実情に応じ、下記の活動を行います。
 ① 啓発活動(集会・シンポ・イベント・フェスタ、デモ行進・パレードなど)
 ② 交流活動(ワークショップ・ネットワークづくりなど)
 ③ 請願活動(地方議会での意見書採択の請願など)
 ④ 相談活動(相談会の開催、同行援助など)
(3)ツイッターなどの双方向のSNSを活用して、多くの市民の声を集めます。
「なんでこんなに生きづらいの?」、「こんなことで困っているんだけど・・・」「これって自己責任?」、「どこかおかしいよね?」、「なんとかしてよ!」 

 静岡県内においては、9・9浜松、9・10静岡(青葉公園)、9・11沼津という順番で、街宣活動などを行いました!
 多くの方に御賛同いただき、署名も多く集めることができました。

 ご参加いただいた皆様、お疲れ様でした!
 この場をお借りして、改めて御礼申し上げます!

2012年9月8日土曜日

判読力が落ちたのか?日常業務の悩みは尽きない

委員の井上尚人です。
昨今、自分の判読力が落ちたのか?と感じることがしばしばです。


司法書士は、日常、様々な相談をお受けしています。
いきなり仕事を依頼されることはなく、まずは相談から始まります。
私も例外ではありません。

もともと、相談者自身が、相談したいことを理路整然と話されたり、
問題のポイントを認識されていることはほとんどありません。
私たちの側で話の意図を理解しつつ、要約したり、逆に質問したりして、
相談の概要を組立て、法律上の問題はどこにあるか、探索します。

しかし、この「話の意図をつかむ」ことができていないのでは?
と感じることが最近しばしばあります。
話がかみ合っていない、要約してもそれは違うと言われてしまう・・
私自身のコミュニケーション能力が落ちているのか、と不安になります。

私たちの仕事は、知識とノウハウが資源ですので、それらについての
研修は怠りなく勤しんでいるつもりなのですが、「人」が相手の仕事でも
あります。相手の話の意図を理解する能力、こちらの意図を伝える能力も
同時に磨かなければならないのですね。

これらの能力はどのように研鑽したらよいのでしょうか?
自分の判読力が落ちてきたのでしょうか?
悩みは深いです。

2012年9月4日火曜日

ハゼ釣り

 週末、長男と次男と3人で、地元の漁港へハゼ釣りに行きました。

 竿を二本持って行きましたが、そのうちの一本が壊れてしまい使い物になりません。
 子供達の間で竿の奪い合いが始まりました。

 軽いケンカのあと、交替で使うことになりましたが、なぜか二男が竿を持った時にだけハゼが釣れます。

 長男は面白くありません。 「お前は釣れたんだから、もういいだろ」
 長男が次男の持っている竿を奪って、再びケンカが始まりました・・。

 そこで私は、長男が竿を持つときは、長男自身が餌付けから投入、針ハズシまで全てを一人でやってみることを提案しました。恥ずかしながら、それまで子供達は餌の赤イソメが気持ち悪いと言って、自分であまり触りたがらなかったのです。

 初めての餌付けに、慣れない長男は時間がかかり、餌がクタクタ、ボロボロになってしまいました。 これは魚も食べないんじゃないかと思いましたが、手出しをせずに長男自身が投入して待つこと数分。・・・本命のハゼが釣れました。

 長男は満面の笑みです。

 その後も、数を釣ったのは次男でしたが、長男は、数ではなく、自分で全ての作業をしたうえで釣れたことに誇りを持ち、満ち足りた顔をしていました。

 最後は、二人仲良くハゼ釣りを楽しみ、唐揚げで美味しく頂きました。
                                                        増田