2012年9月25日火曜日

法の日


「法の日」って、御存じですか? 毎年10月1日は、法の日と定められています。


「法の日」は国民が、法の役割や重要性について考えるきっかけとなるように設けられもので、毎年10月1日から1週間は、法の日週間として、全国各地の弁護士会や司法書士会で無料法律相談会が開催されます。

 静岡県司法書士会でも、10月は、県内各地に特設会場を設けて無料相談会を行いますので、詳しくは、静岡県司法書士会のホームページをご覧ください。

 今年は、司法書士制度が始まって140周年という記念すべき節目の年に当たります。

 司法書士は、明治5年に代言人、証書人とともに代書人としてスタートしました。代書人とは、本人に代わって書類を作成する人ですね。

 当時は、今のような義務教育がない時代であり、文字を読み書きできない方もたくさんいましたので、そのような方からの委嘱を受けて書類を作成する職業として現在の司法書士につながる代書人制度がスタートしたわけです。

 ちなみに、代言人は現在の弁護士、証書人は現在の公証人に当たります。

 司法書士制度は、平成15年に改正法が施行され、改正法によって認定司法書士は、簡易裁判所で扱う140万円以下の民事に関する紛争事件(家事事件は除く)について、相談に応じ、また、紛争当事者から依頼を受けて代理人として相手方と和解交渉したり、訴訟行為を行うことができるようになりました。

 法律問題でお悩みの方は、この機会に法律相談を受けてみてはいかがですか?

 事件によっては、“ふらっと”を利用して、相手方との対話で紛争解決を試みることをお勧めします。

井上史人

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