2022年3月7日月曜日

静岡県人の県民性?

法律相談を受けていると、ときどきびっくりするぐらい昔のことを相談されることがあります。

例えば、10年とか15年も前に亡くなった父または母の相続に関して、相続財産を管理をしている兄弟から、未だに遺産分割の話をしてこないのだがどうなっているのだろうか?とか、10年以上前に知人(または兄弟に)に数十万円とか数百万円のお金を貸したのに、返してもらっていない等。

法律家からすれば、どうしてそんなに長い間紛争を放置しておいたのだろうと疑問が湧く一方で、静岡県外出身の私には、これってのんびりしている静岡県民の県民性なのかしら?と思うこともあります。

まあ、紛争の当事者からすれば、相手方との関係を悪くしたくないので、なかなか言えなかったというが実情なのでしょう。

紛争の解決方法といえば、裁判や和解交渉がイメージしやすいですが、「放置」というのも紛争解決の方法として選択肢の一つとなることがあります。

ただ、紛争を放置しておいても、それが良い方向で解決することはあまりないと思います。

相手方との関係性を大事にしながら、紛争解決を望むのであれば、”ふらっと”を利用して、話し合いをしてみることをお勧めします。


井上

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