2011年8月1日月曜日

愛し合ってるかぁい?

 こんにちわ 御室です。
 久しぶりに、家族とドライブでもと計画していた週末が雨模様となり、家でのんびりしようということになった。


 おまけのようなぽっかり空いた時間、映画好きの友人が、是非観なさいと貸してくれたDVDも溜まっているし・・・


と映画を観ることにした。手に取った一枚、題名が「今度は愛妻家」・・・うーん、日本映画かあ・・・出演は・・・うーん、トヨエツと薬師丸かぁ・・・友人は強く勧めていたけれど・・・他のはちょっと重そうだし、まあ取りあえず観てみよう。と、大して期待もせずに観始めた。


 トヨエツと薬師丸演じる夫婦は、結婚10年を迎え、沖縄旅行へ行くが二人の時間を楽しもうとする妻を夫は面倒がって相手にしない。旅行から帰ってきても元売れっ子カメラマンの夫は、ろくに仕事もせずに怠惰な生活を送っている。口うるさい妻が、ひとり旅行に出かけるとのんびり独身気分を味わったりしている。夫を気遣う妻、それをうるさく感じる夫、よくある映画の導入部分なのだが、なぜか、話しがかみ合わないというか、夫婦の場面と夫と他の人物との場面の時間の流れが微妙にずれている。違和感がある。


 中盤過ぎに、散らばっていたピースがぴたっとはまるように、その違和感が必要なものであったことに気づいた。不覚にも思わず涙してしまった。勘のするどう方はこの映画の落ちがわかってしまったかもしれない。


 身近な人に対しては、いつまでも一緒にいられると、つい、素っ気ない対応をしてしまうし、言わなくてもわかっているでしょ、と甘えてしまう。相手の気持ちや状態も敢えて尋ねたりしない。確かに、言葉に出さなくても、態度や表情で感じることは大切だ。それでも、思いは、言葉で精一杯伝えたい、と感じさせてくれた映画であった。


 さて、思わぬプレゼントをくれた友人に久しぶりに連絡をとろうかな・・・・雨も上がったし・・・・

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