2013年9月19日木曜日

肩狐狸庵ICHIの「お・も・て・な・し」

私の庵(事務所)は、静岡県東部の中核都市、


富士市の閑静な住宅街の端にある。



IOC総会での東京召致に向けた最終プレゼンや、

ロビー活動を積極にやったという報道から

いよいよ日本人も世界標準のパフォーマンスを

する民族になったのか?!と思ってしまう方も

いたかもしれませんね。



ところが、現実の生活の中では、

ほとんどの日本人は「奥ゆかしさ」「礼儀正しさ」

「忍耐強さ」そして「お・も・て・な・し」という

日本人の美徳といえる気質を大事にしている方が

まだまだ多く、やられたら、「倍返しだ!!」

なんて、声高に叫ぶ輩は少数だと感じます。



昔から日本人は「察してもらう」ことを

期待しながら、社会生活を送っているようで、

本音と建前を上手に使い分けてきました。



ところが、昨今の状況はそれでは上手くいかない

場面が多々現れてきているように思います。



「言わなければ判らない・・・」

それが現在の人間関係を表すキーワードのように

感じられます(私見ですが)。



でもこのことは、「言えばわかりあえる」という

ことの裏返しでもあるのではないかと思います。



何も言わずに「察しろ」ではなく、

お互いに向き合いながら本音を「言う」

まるで“ふらっと”で行っている調停のように。

(判らぬよう宣伝をいれる、奥ゆかしさ・・・)








建前だけの主張ではなく、本音の主張。

それを繰り返すうちに、「理解」「共感」等

こじれた問題を解決するための方法が

生まれてくるはずです。



まさに裏「お・も・て・な・し」の話し合いで。

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