2016年2月14日日曜日

副産物

自動車メーカーの究極の目標、それは本当の「自動」車をつくること。
でも目標達成までの道のりは気が遠くなるほどに長く険しい。
なので、その長い道のりの中、研究の成果が部分的に、
とても役立つものとして世に出てくることがあるのです。

例えばカーナビ。
自動運転をするには、自動車が現在地から目的地までの道のりを
把握している必要があります。
そのために地図データとそのデータをもとに
最適な道順を選び出す仕組みが研究されたのですが
人間が運転する場合でも有益だろうということで
独立した商品として販売されているのです。

例えばクルーズコントロールや自動ブレーキ、自動パーキング。
人間が行なっているアクセルやブレーキやハンドル等の操作を
機械にさせるための研究成果が
事故防止のための補助的デバイスとして商品化されています。

「ふらっと」はメディエーションという手法によって
紛争を解決することを目的として設立された組織ですが、
調停人のレベルを維持するために定期的なトレーニングを行っています。
ところがこのトレーニング、コミュニケーション技術を向上させるために
実際の紛争から得た経験をフィードバック、研究して改良を重ねたものなので
調停のみならず、いろんなところで使えるシロモノなのです。
しかも、「ふらっと」では自動車のオプション装備と違って
会員向けに無料で実施しています。

3月20日(日)には新人及び会員向けのトレーニングが
静岡県司法書士会館にて午前10時から午後5時まで開催されますので
この記事をご覧の司法書士会員の皆様、
「ふらっと」の副産物を体験してみませんか?


「ふらっと」運営委員 竹下

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