2012年5月16日水曜日

肩狐狸庵ICHIのサタデー・ジャポン

私の庵(事務所)は、静岡県東部の中核都市、富士市の閑静な住宅街の端にある。
趣味といえば旅に出るくらい(しかも、ふらっと)しかない私である。

今年も折りを見ては、ふらっとあてどない旅に出たりしている。

島国日本から飛び出し、外の世界にいると感じることがある。

それは中国の世界制覇の陰謀である(大袈裟な…(-_-;))。というのも、最近はどこに行っても中国の方にお会いする機会が特に増えているように思えるからだ。


同じアジア人であり、現在では、一目見ただけでは日本人、韓国人、中国人の判断はつきにくくなっているが、ひとたび、話しだしたり、動きだしたりするとハッキリと違いがわかる(゜o゜)。


何といっても、その声の大きさと、決して自分を曲げない行動(良くいえば…。悪くいえば、「自分勝手な」。)は、日本人の行動様式とはかけ離れている。


その行動が時には誤解を生み、現地の人の「日本人は好きだが、中国人は嫌い」などという発言に現れるのかもしれない。


しかし、穿った見方をすれば、「おとなしく、我慢をする日本人は組みしやすいが、ハッキリと主張する中国人はそうはいかない」と言われているようでもある。


好き嫌いは別としても、世界中どこの国でも中国はその存在感を増し、日本は反対にその存在感を失いつつあるようだ。


実際、市内観光用のバスの翻訳機には、中国語はあるが、日本語はない。ホテルの案内も同様である。いずれ日本国内でも、気が付いたら隣は皆中国人となっているやも…(*_*;


さてそうなると、隣人同士の揉め事で、日本人と中国人が同席し、ADRで解決を図るなんてことも起こりうるのではないのだろうか(いや、ないか…(・・?)。

異なる文化背景を背負った者同士の、本音の話し合いはいかなる結論を導くのか。メディエーターは上手に進行ができるのか。そもそも分かりあえるのか…と心配になる。


そろそろ、我が庵に戻ろうと、空港をうろうろしていると、現地の人に声をかけられた。
「你(ニイ)好(ハオ)」って。「こらこら、この奥ゆかしいたたずまい、どう見ても日本人だろうが!!」って、いってやろうと思ったが、やめておいた(奥ゆかしいだろ~)。


もやもやを抱えて戻ってきたのは、土曜日の日本だった

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