2020年5月14日木曜日

眉毛とエコノミー

最近、眉毛を生やし始めました。
あまり眉毛のことと普段意識されていない方は、眉毛など生やさなくてもそもそも生えているではないかというかもしれません。
しかし、小学生の頃に眉毛が濃いことを指摘されて以降、それをずっと気にして、眉毛が太くならないように、抜いたり剃ったり切ったりしながら、私は元の形とはかけ離れた眉毛のかたちを長年維持してきました。
しかしここ数年の太眉ブーム。
長年抜いても沿っても薄くならない私の眉毛の根毛のしぶとさに屈し、いよいよ手入れが面倒になってきたこともあり、しばらく眉毛を抜いたり剃ったり切ったりせず放置してみることにしました。
最初の一、二週間は、それはそれは不格好なゲジマユでしたが、今ではだいぶ形も眉毛らしくなってきました。
かなり長い間眉毛ではなかった部分が、自身が眉毛であったことを忘れることなく眉毛の形を覚えていることに遺伝子の神秘を感じます。
どこで聞いたかは定かではありませんが、眉毛の太さの流行は時の景気に左右されるそうです。
確かに、バブル期はめちゃめちゃの太眉ブームでしたし、思えば、私が小学生だった頃はバブル期から一転、バブル崩壊後の不景気が嘆かれる時代で、細眉が一世を風靡していました。ここ数年、太眉がブームだったことは、新卒の就職難の時代から、売り手市場の時代へと変わっていたこととも一致します。
現在大変な状況にある多くの若者や、企業や事業者のためにも、そして何より私の眉毛のためにも、ずっと太眉ブームが続きますように。
た。

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