2010年2月15日月曜日

調停センター手続実施者研修会

 2月13日(土)、14日(日)の両日、日司連主催の標記研修会に参加してきました。講師は、白鴎大学法学部講師の和田直人先生。先生は土地家屋調査士会の研修講師としても活躍されています。
 参加者は、全国の各単位会調停センターの運営委員など29名、実践の経験者はもちろん、未経験者も数多く参加されていました。

 本研修会の趣旨・ねらいは、これまで司法書士会調停センターで実際に取り扱われた事案や実際に生じる蓋然性の高い事例を題材に、具体的場面における実践者の振る舞い方について、多角的・総合的に検討していくというもので、参加者4~5名がグループとなり、各事例について最後まで活発な議論が行われました。

印象に残った言葉は、調停人に必要なものは、経験やスキルだけでなく、「人間力」が一番ということでした。また、最後に先生は、経験の少ない調停人が実践の場面で困難に遭遇したとき、焦ったら必ず失敗が待っていると警告しておりました。そして、ADRとは、「(A)焦っても、(D)どうにもならない。(R)楽にやろう!」の略だそうです。

運営委員 池谷

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