2010年2月20日土曜日

最近あつかった相続事例

 最近あつかった相続の事例で、自分ながら判断に迷った事例を紹介します。
 1つは、遺産分割で相続人が配偶者と子供2人で遺産分割が行われていた事例で子供(姉と弟)は、共によく知っている人で、姉を中心に遺産分割がまとまると思い、姉の方へ分割方法のアドバイスをして進めていたところ、途中から弟からも相談がくるようになった。最初、弟から電話の問い合わせの趣旨がよくわからなかったため、一般的な相続について話をしていたら、次に姉が来所し、分割につき争いがあることがわかり、以後、弟からの問い合わせについては、「自分は姉が依頼者のため、姉の立場に立って話をします。」と言って、相談に応じられないと断るようにしましたが、その後まだ話し合いはついていない様子。うまくいってくれればと祈るのみ…
 もう1つは、同じく相続で、依頼者を通して必要書類を連絡したところ、依頼者以外の不仲の相続人から直接司法書士と話をして書類を渡したいと言ってきた。話を受けていいものか迷って、「依頼者と話をしてからお答えします。」と回答したところ、「依頼者は信用できないから連絡はとらないでくれ」と言われた。その後、不仲の相続人から連絡はなく、必要書類もそろっていない。
 以上いずれも遺産分割をできるだけうまくまとめようと思って動くのだが、うまくいかないものです。 

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