2013年11月10日日曜日

バリバリ伝説

みなさん「バリバリ伝説」をご存じだろうか?これは、20年以上前に週刊少年マガジンで連載されていたバイク漫画で、主人公の高校生・巨摩郡(こまぐん)が、レースの世界に身を投じ、世界チャンピオンになるまでを描いた作品である。
聖秀吉(ひじりひでよし)というライバルが登場するのだが、彼は攻撃的な走りを得意とする郡に対して、クールで理性的な走りを得意とする。
この個性の異なる二人の天才が協力することにより、鈴鹿4耐に初出場ながら優勝する。そして、初めてお互いを認め友情を育む。
その後、プロになる目途がついた秀吉は、「街道レーサーは今日で卒業だ」と、郡を誘い峠を走る。しかし、その途中、転倒した前方のライダーを避けようとし、対向車と激突し命を落とす。
チームメイトから、秀吉の愛車スズキ・カタナを「おまえが乗ってやれ」と言われた郡は、何を思ったかその場で燃やしてしまう。
「あいつと一緒に送ってやるんだ、もってけよ秀吉、あの世で鬼でもぶっちぎれ(多少省略)」
こんな単純なエピソードに感動しバイク好きになったのだが、それが、現在まで続く私の唯一の趣味なのである。
最近になって改めて読み直しみて、当時の新鮮な気持ちを思い出した。そしたらツーリングがいつも以上に楽しくなった。
なにかを始める又は始めたきっかけなんて意外に単純で意味のないことが多いと思うが、趣味に限らず仕事でも何でも、原点に立ち返ってみることは重要かもしれない。 池谷大介

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