2010年12月8日水曜日

ステレオタイプ

 運営委員の登山です。
 しばらくぶりの更新、すみません m(u_u)m

 唐突ですが、「ステレオタイプ」ってご存知ですか?
 「紋切型態度」とも言われ、版で押したように同じ考えや態度や見方が、多くの人に浸透している状態を言うとされています(wikipedia参照)。

 「ステレオタイプなものの見方」といえば、たとえば、「日本人ならこう考えるだろう。」というものです。
 テレビドラマなどで、善役はいかにも善役らしく描かれ、悪役はいかにも悪役らしく描かれているのも、「ステレオタイプ」となります。

 さて、このように書きましたのは、最近、私自身が、「あぁ、ステレオタイプなものの見方をしていたなぁ。」と思う機会があったからです。

 現在、フジテレビ系列で「医龍3」というテレビドラマが放映されているのですが、ご存知でしょうか?
 とある大学病院を舞台に、主人公である天才心臓外科医、医局で絶大な権力を振るう教授、その教授の後釜を巡って争う3人の候補者とその支援者たち、等々を中心に繰り広げられる医療ドラマです。
 私は、テレビドラマの方はPart1の頃から時々見ていましたけれど、原作の漫画の方は1度も読んだことがありませんでした。ところが最近、原作の漫画を読む機会がありまして。
 そこでは、登場人物の内面が丁寧に表現されていて、テレビドラマとはまた違った印象を持ったのです。
 特に、医局で絶大な権力を振るう教授については、テレビドラマではいかにも悪役として描かれていて何ら共感できないのですが、原作では共感できるところもあり、印象が随分と変わりました。

 それで、冒頭の、「あぁ、ステレオタイプなものの見方をしていたなぁ。」と続くわけです。
 人の内面は複雑で、「いかにも・・・」と決め付けることはできないですよね。日常でも同じことをしてるなぁ、などと原作を読みながらふと思った次第です。

終わり

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