2010年12月16日木曜日

仲裁手続研修講座

副センター長の名波です。

ADR関連の勉強を兼ね、仲裁手続研修講座に参加しています。
毎回、確認テストがあり、居眠りもできない状況です(汗)。

仲裁とは、紛争の解決を第三者である仲裁人に委ね、
その判断に服する旨の合意をする制度ですが、
裁判所以外の第三者の判断に服するというところを捉え、
私的裁判とも言われています。

この仲裁が良く利用されるのが、
国内の紛争よりも国際的な紛争の解決の場面です。

今回の講座の講師も、国際的に活躍している
大手弁護士事務所の弁護士さん達です。

私の日頃の実務とは、あまりにかけ離れているので、
最初は戸惑いましたが、途中から開き直って別世界の話を
楽しむことにしました。

言葉や習慣、価値観が異なる別々の国の企業間
(ときには、相手が国家)に紛争が起きたとき、
どこの国で裁判を行い、どの法律を適用するかは
課題となります。

仲裁は、国家の裁判所とは異なり、判断権者である仲裁人を
言語を、そして仲裁地等を当事者の合意によって選ぶことができます。
そして、調停と同じく、第三者の中立、公正が厳格に求められます。
一見、別世界でおきている実務でも、”ふらっと”で行っている調停に
繋がる共通項がたくさんあります。
この講座のお陰で紛争解決に対する視野が広がった気がしています。

”ふらっと”の実務にフィードバックできればと思っています。

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