2011年11月20日日曜日

肩狐狸庵ICHIの謎解きはディナールのあと(レート)で

私の庵(事務所)は、静岡県東部の中核都市、富士市の閑静な住宅街の端にある。

最近、イラクの通貨「ディナール」なるものを使った詐欺事件が多発しているとか(気を付けなはれや!!(`´)…ちょい古っ!)。

恥ずかしながら、私はイラクの通貨単位など全く関知してないし、ましてその為替レートがいくらであるのかまったくわかりません!!(@_@;) (ま~そこが騙す側の肝のようだが…)

実は、私は昔からこの為替レートなるものには違和感を持っていた。

例えばよく海外旅行などで、買い物をする場合、400バーツと表示された品物を「1バーツが2.5円だから、400バーツは1000円くらいか」などと日本円に引き直して、安いとか高いとか言っている人がいるが、それってどうなの??…と思ってしまう。

その国にある物の価値というのは、その国で生活しているすべての人々の日頃の営みによって決まるものであり、その価値を日本円に置き替えて判断してみても意味がない。

その物に対する評価は、自分の価値感で決めればいい(…と、思う)。

   ※ちなみに「バーツ」は、タイの通貨単位

先ごろ、急遽、ADRのサブメディエーターを仰せつかったことがあった。

テレビのアシスタントのおねーちゃんのように、メディエーターの横でキラキラの笑顔(*^_^*)で微笑んでいるだけでよいというので引き受けたのだが…(違うか?!)

1回目の期日が終了したときに、ふと先ほどの為替レートのことが頭に浮かんだ。

裁判所の判決というのは、正に為替レートで、それは、キッチリとした数値で評価する。

しかし、ADRは、異なる文化を持った両者が、目の前にあるものの価値をそれぞれの視点を持って評価しあうものであり、さらに、相手が下した評価を理解しようと努める。

その印象は、初めはゴツゴツしたものであるが、やがてお互いの生活してきた国の文化や経済などの理解が進んでいくと、次第にまんまるな、あるがままの姿が浮かび上がってくる。

まさに共同作業である…と勝手にこじつけてみたりした(まだまだ、勉強不足で上手く表現できないが…(T_T))。

そういえば、イラクディナールの為替レートは何円なのか教えろって!?

教えてあげますが、…それは、ディナー(ル)のあと(レート)で

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