2011年11月1日火曜日

10月15日-16日と気仙沼に無料法律相談に行ってまいりました。

 被災から半年以上経った気仙沼は、様々なものが「混在」しているように思えた。
 3・11以来放置されているであろう倒壊した建物の隣に、建替中の建物や、既に建て替えられたであろう建物が存在していた。
 また、港には、一部が陥没した道路がそのままの状態で残されていたし、遺体の有無のチェックを終えた「完了OK」と大きくマジックで書かれた、ひしゃげた無数の自動車が至るところに積み上げられていた。そのような風景の中で、営業を行う会社の建物も存在していた。
「お魚いちば」には、水揚げされた秋刀魚や様々な魚が売られており、多数の観光客で賑わっていた。その後、港から少し車を走らせたラーメン店で昼食をとったが、そこも、多くの地元の方で混み合っていた。
 昼食後は、3つの仮設住宅を回った。いずれも避難所である学校に隣接していた。そこは、ネットやフェンスで仕切られており、閉塞した雰囲気を醸し出していたが、一方で、無邪気に遊ぶ子供たちに会えたし、既に日常となっているであろう、仮設住宅における生活に穏やかさを感じた。これは誤りなのだろうか?
 たまたま、当日の気候が温暖だったから、そう感じたのかもしれない。そう、当日の気候は、まさに小春日和だった・・・
 3つ目の仮設住宅を後にした道中、瓦礫などがまだ十分に片付いていない場所で、バーベキューに興じる地元の人たちを見ながら、穏やかな海岸線を走った。本当にこの海があの被害をもたらしたのだろうか・・・と思いながら・・・(センター長 小澤吉徳)

0 件のコメント:

コメントを投稿